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べじたぶるとえっち

あれはあたしが19、二十歳ぐらいの時。

その当時大好きな彼がいた。

彼女がいたのにあたしが欲しくて取っちゃった彼。あたしが童貞をいただいた彼。

どうしても欲しかったんだもん。

毎日片道一時間近くかけて会いに来てくれる彼。仕事が遅くなり、夜の22時になってから、一時間かけて会いに来てくれたり。

そうなると疲れてるからえっちなんて出来なかったり。

それでも幸せだった。

でも急に物足りない日はやってきて。

「うわー、めっちゃムラムラするんだけど!どーしようもないんだけど!」

…このときまだウブなあたし!?は大人のオモチャなるものは持っていなかった。

そうなると、何を入れようか。

あー、こないだ親戚から貰った野菜があるなぁ。とりあえず、形も似てるし、こいつを使ってみよう!となったわけでして。

とりあえずちょうどよさげな形のナスを選んでみた。んん…なんか違う…何て言っていいかわかんないけど、皮がギュギュっとするしそのわりに柔らかいし…これは違うぞ。

大根…はそのままじゃ大きすぎるからほどほどの大きさに整形してーんん?あれ?いまいち上手くいかないな…

とかなんとか試してみるうちに人参ちゃんにたどり着いた。

あ…堅さ…フィット感…これっ…いいかも!

…でもこれ、なんだか冷たい。とりあえずお湯で温めてみるか。とおもむろにパンツだけをはき直してキッチンへ。

お湯で温めてみるものの、すぐにそれは冷めてしまう。けどまぁ、温度さえ気にしなければ、気持ちいい。

やっぱりあの、生ものの温度には勝てない。

「ほんとはあれが欲しいのに…」

そう考えながらも人参をムラムラしてどうしようもない秘部に出し入れしながら、大好きなオマメも弄くる。

(ん…気持ちいい)

そうして人参ちゃんでどうにかムラムラを発散させた後、

「うんとー、この人参ちゃん、どうしよっかな?今日、あたしが夕御飯準備だしなぁー」

はい。見事夕御飯の中華丼の具材に早変わり!大丈夫!皮も剥くし!グツグツ煮えるし!問題ないっっ!

てなことを後日彼に報告。

「…でね、中華丼にしちゃったのー!」

そんときの彼の反応?

あの笑顔は苦笑いだったのか

はたまた「俺がいない間に、さみしくさせてごめんよ。今日はちゃんと熱いのをいっぱい出し入れしてあげるからね!」だったのかは覚えてないけど。

とりあえず、思い返して思ったのは。

「あなたの童貞を奪った女がこんなに変態でごめんなさいね」ってとこかな。

ここまで読んでいただき、誠にありがとうございます!

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