台風の真っ只中。
マインドフルネスを深めていると、
「どんな感情も眺める」
というフレーズを見ることがよくある。
それは、悲しいもうれしいも辛いも幸せーもムカつくーも、ぜーんぶ眺めてみるということ。優劣なしに。
このフレーズを何回も見るようになって、試してみること約数年。
瞑想やヨガのおかげもあって、だいぶ眺められるようになってきたと思う。
そうすると今度は、違う課題がやってくる。
「あー!!!うわー!いやだー!」
という感情に飲み込まれ、
「私、感情を眺められてない!」
と、自分を責め始める。
これじゃあ、何のためにマインドフルネス深めてるんだか。。。と、また自己嫌悪。
そんなことを繰り返し、だんだんとそんな自分のことを責める自分も眺められるようになってきた。
ふんふん、いい感じ〜〜〜〜〜とたかを括っていたここ数ヶ月。
感情の台風直撃はいきなりやってきた。。
数日間、感情に振り回され、思考に振り回され、マインドフルネスなんてどこ吹く風。。。
数時間振り回されることはあっても、数日間振り回されることはなかったここ1年くらい。
感情の台風は、もう辛くて辛くてしょうがない。
感情の浮き沈みを、味わいたくてこの世に生まれてきたんだよという人もいる。確かにその通りなんじゃないかなーとよく思う。
だけど、だけど、辛いもんは辛いんですよ。。と思うこと数日。
今朝、街を歩きながら、その感情の台風が弱まってることに気づいた。
前も後ろも右も左も風で見えなかったのが、ちょっとおさまって、なんだか向こうの景色が見えてきた。
そしたら、その台風の真っ只中にいることがちょっと楽しくなった。
そこでふと思う、このちっちゃな変化、前は感じられたかな?
前は、台風が完全に通り過ぎないと、台風を眺められなかったけど、もしかしたら、ここ1年でまたちょっと人生が深まったのかもしれない。
だって、まだまだ台風の中にいるんだけど、そのことにちょっとウキウキしている自分がいるから。