見出し画像

ロゴデザイン初心者に コンセプトの型を知る 書籍「信頼・誠実を大切にする 業種別ロゴのデザイン」

ロゴをコンペに応募してみよう、でもロゴをどう作ったらいいのかわからない、そもそもアイデアが浮かばない、コンセプトが立てられない…
ロゴデザインを始めた当初の私はなかなか手が進まない状況でした。

そんな私のロゴ作りの助けになっている本をこれから順々にご紹介していきたいと思います。アイデアが浮かばないのは単純にロゴの記憶量が足りない、つまりロゴデザインを見るのが不足しているということです。もちろんネットで十分情報が得られますが、出版されている本は編集が加えられています。選び抜かれ、意図して整理されています。
経験値の浅い段階では、印刷された紙の本を1枚1枚めくって見ることが個人的には有効ではないかと思っています。本を五感で感じる=記憶するということです。

信頼・誠実を大切にする 業種別ロゴのデザイン」(編著:パイ インターナショナル)

こちらの本は業種(=事業の分野)ごとにロゴがずらっと紹介されています。レイアウトが美しく、見るストレスがありません。余白の取り方が美しい本だと感じました。

ロゴを構成する配色や形、フォントなど、
この業界はこういた傾向があるのかと俯瞰できます。
一方で、同じ教育機関でも、幼稚園と大学では当然ながら趣が異なります。そのサービスを届ける対象が変わると、色も形も変化します。

ですので自分が挑戦するロゴコンペの案件ごとに、
その業界ではどういうロゴが好まれているのかを推察することもできますし、逆に異業種からアイデアを引っ張ってくることもできると思います。

また、こちらの本の私が素晴らしいと感じる点は、掲載されているロゴ全てにコンセプトや意図が解説されていることです。

画像引用元 https://pie.co.jp/book/i/5436/

解説と照合しながらロゴデザインを見ることで、どうしてそういう形(丸みをおびていたり、カクカクしていたり…)になったのか、ロゴの見方、ロゴを解釈する視点を得ることができます。自分のロゴを見る解像度が格段に上がります。

また、これは私の学習方法になりますが、その解説を「手で書き写す」ということもしてみると、感覚的にコンセプトの「型」が吸収できると思います。コンセプトとはどういったものなのか、といった記憶が、
自分の脳に定着されていくように思います。

何より、実際に自分でロゴを制作しながら、
本で紹介されている解説(=型)を参考に、
自分のデザインに置き換えて言語化してみるのが良いです。
すると次第に自分が制作したデザインを他者に説明できるようになっていきます。デザインを言語化する力がつきます。

デジLIG受講中の私もまだまだ学びの途中ではありますが、
ビギナーだからこその目線で発信し、ロゴデザインを始めたばかりの方、
ロゴコンペに挑戦し始めた方、
それはつまり、ちょっと前の私のような方の、
少しでも道しるべとなるような記事を作っていこうと思います。
一緒に切磋琢磨できたら嬉しいです。
あなたの参考になりますように。

いいなと思ったら応援しよう!