
「なぜ?」から始まる課題制作 名刺が印刷できました デジLIG グラフィックデザイン講座
デジタルハリウッドSTUDIO by LIGにて8月からグラフィックデザイン講座を受講しています。1ヶ月目の課題は名刺制作。
今回の課題では、各々の立場の私が、デザイナーの私に名刺デザインの依頼をしたという設定で、 4種類のデザインを制作しました。過去の記事でそのデザインをご紹介しています。
制作した4種類の名刺のうち、名刺の入稿データを作って実際に印刷会社へ発注する制作課題に挑戦。2種類のデザインをそれぞれ別々の印刷方法で入稿しました。
実際に印刷した名刺①デジタル孔版印刷(リソグラフ)



シンプル・クール・モダンを第一印象のテーマに、モノトーンのミニマムなイラストを配置しました。単調さを避けるためと、1枚1枚に一期一会のような縁の意味合いも含めたく、版ズレ・かすれ・ムラなど印刷の表情が変わるリソグラフ(デジタル孔版印刷)の印刷方法を選択しました。
表面は樹脂でコーティングするツヤプリ加工(バーコ印刷)を加え、
リソグラフの風合いはそのまま、インク移りを防ぐ仕様です。
実際に印刷した名刺②オンデマンド印刷
印刷会社:グラフィック
紙種類:グランヌーボ スーパーホワイト200kg



明快・清々しいといった言葉が印象として浮かぶよう、
清潔感のある白地の用紙に、
明朗なイメージを持つ黄色を用いたイラストを配置しました。
清らかさを演出するため、
花びらが揺らいでいるように見える状態でトリミングしました。
こちらはパソコンで作成したデータが実際どう見えるのかという実験の意味で、費用単価を抑えられるオンデマンド印刷で印刷しました。
まとめ
入稿データを作成し、印刷会社へ発注することはこれまでにも経験してきたことです。しかし、今回は課題講評会でトレーナーさんと受講生の皆さんの前で発表するという前提がありました。自分のデザインを他者へ説明するために、
なぜ名刺に記載する情報はこれなのか、
なぜこの書体なのか、
なぜこの用紙なのか、
これまで以上に「なぜ?」という問いを自分自身に投げかけて制作を進めることができました。デザイン制作のプロセス1つ1つが、意識化され、言語化されていく感触を得ました。
私が気づいていないだけで、まだまだ「なぜ?」の切り口はあるのだと思います。もっとデザインを勉強したい。デザインを相手に伝える力、デザインを言語化する力をどんどん磨いていこうと思います。