COLOR-SKOPAR 28mm f2.8 Aspherical VM Type-II
どうもみわです。
年始一発目の散財、カラスコ28mm。
Twitterを楽しくやっている僕ですが、Takuさんのカラスコ28気になってるツイートに反応してしまって、一緒くらいのタイミングで買ってしまいました。嗚呼。
彼はブラックを、僕はシルバーを。
元々シルバーが気になっていたので万々歳です。
28mmが欲しい気持ち
M10-Pを購入し、やはりレンジファインダー機らしく使いたい、というところで内蔵ファインダーの対応する広角である28mmのレンズがじわじわと欲しくなっていました。
その時点での有力候補としては、GRレンズ。
実はフィルムのGR1を使っていたりしたこともありました。(すぐ壊れたんだけど...)
GRレンズも、見た目カッコよく、クラフト感のあるバックストーリーも相まって欲しくなっておりました。しかしまあ一応高い。約10万円。そしてオールドレンズではありますから、モノによっては曇っていたりチリの混入があるってわけで、個体差つよめ。最短撮影距離は1メートル。
50mmでも最短1mが遠い...って思うことが多いわけなんで、より広い画角の28ではせめて70cmがいい…とか悶々と悩んでいました。
実はM-Rokkorの28mmも一時期所持していたことがあって、見た目はカッコいいし、M6TTLにもよく似合っていたんでよかったんですが、いかんせん曇り玉と評判があり、自分のやつもまだ大丈夫だが僅かに気泡が見える…心配…ってことで手放してしまいました。
となると残る選択肢はTTの28mmか(当時最安3万)、Ultron 28mm f2か…?LTMまで遡って、Hektor28mmもかっこいいな…(古いけど)とか、しょうもないことを考えだしていたタイミングで彗星の如く現れたのがこのカラスコ28mm。完璧なタイミングでした。
一時期調べすぎて、col…で出てくるように
カラスコ28mmの推しポイント
・軽い。何よりも軽い。軽すぎる。
・薄く小柄なデザイン
・最短50cm!
・最新の光学設計によるしっかりした写り
・新品で買える
・サテンのようないい感じの塗装
・GRレンズに似てるし、スチールリムにも似ている///
多いけどマジで推しポイント多いです。
重量106g。(Type II)これは本当にでかいです。やはりM型のいいところは小さく軽いこと。レンズも小柄で軽量にまとめることができるわけで、106gなんてレンズだけ持ったらぶん投げたくなるくらいに軽いです(?)
現行コシナレンズとしてはおそらく最軽量級。また35mm判の28mmレンズとしても最軽量級です。素晴らしい。
宮崎光学には100gを切る恐ろしいレンズがいくつかありますが…
APOQUALIA 28mm f1.7、60gだってよ…えぐ…
近接35〜40cmくらいらしいし…意味わかんない。
一応非球面レンズは非搭載、f1.7ってのもあって、かなり絞りで描写が変わる面白レンズ見たいです。
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まあ話は戻して…最新で量産できるレンズにしては106gというものが非常に軽量であり、超優れているってわけでございます。
薄くて直線的なデザインも素晴らしい。
ぱっと見GRレンズや復刻スチールリムの雰囲気を感じさせてくれますが、それだけじゃあない。しっかりモダンな雰囲気も纏っていて超かっこいいんですわ。こう、憧れのレンズの雰囲気も感じつつ、独特のデザインも持っている。最高。
そしてシルバーレンズのいいところ。M型デジタル、フランジバック稼ぎのために僅かにボディからマウント部が飛び出しているんですね。しかもシルバーで。(なんでやねん)
そういうわけなのでシルバーレンズがよう似合う。
塗装もキメ細かく、真っ白にも見えて超爽やか!シルバーにしてよかったァ…
早くこいつと夏を迎えたくなっちゃいます。
それで持って肝心の写り。めちゃーめちゃよううつる。
非球面レンズ搭載ってのもあってか、小さいながらめちゃくちゃ高画質。これぞ現代のMレンズって感じ。
どなたかが現行ELMALITと比較?してくださっていたのでそれも載せておきましょう。いやいいぞ。
やっぱりQ2的な、GR的な気軽さが28mmを使うとM型にも宿ります。
とりあえずパシャパシャ取れる。
多少外しても、28mmって深度深めなんで、その気軽さもいい。
レンジファインダー機と28mm
レンジファインダー機と広角レンズは相性がいいとよく言われてますが、何故いいとされるのでしょうか。超簡単な話をひとつここに。
広角レンズって、普通にピント合わせめっちゃしにくいじゃないですか。
まあ冷静になって考えて欲しいんです。
一眼レフやミラーレス、MFで広角のガチピンを狙うのは至難の業。なんでって?遠くなる程に被写体は小さくなるし、広角だからより遠く見える。被写界深度も深いんで、合ってるようで合ってない、いや合っているんか…?わからん…となる。自動絞りじゃないレンズで絞りたければ尚のこと。
一方でレンジファインダー機であれば、どんなレンズでもいつも通り二重像を合わせるだけ。どんな絞りでも、どんな焦点距離でも合わせる基準はただひとつ。ガチピンの位置が分かりにくい広角であればそれはもう効果的。絞った状態でもおんなじようにピント合わせができる。
そういうわけなんで、シンプルに広角であるほどに、ピント合わせというところがレンジファインダー機で活きてくるわけなんでございます。
適材適所!
このピントの合わせやすさとフレーミングの雑さ、とりあえず撮れちゃう感じが楽しい。ピント合ってなくてもいいけどね。
というわけでカラスコ28でした。とにかく見た目がいい!あと軽い!!
Mマウントはノクチなり、魅力的(そして高額)なレンズが盛りだくさんですが、逆に小型軽量を追い求めると100g台、ひいては2ケタ台の軽量レンズも盛りだくさんでとっても気軽で楽しいと思います。
コシナは比較的我々のお財布にも優しいですからね。
それではまた。
youtubeでも結構前にイジっているのでよければ見てくださいませ。