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Leica T買い戻した
忘年会に行ったはずが、なぜか手には後輩に売りつけたはずのLeica Tが...
冬の冷たさを一身に受けるアルミ削り出しボディの冷たいこと...
冗談はさておき、Leica Tを買い戻しました。
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愛を語る
M10-Pに次いで手にしたデジタルのLeica、当たり前ですが高い...と思いきや、僕が手に入れた2023年の秋ごろでは、7万円程度と比較的お手頃カメラでありました。
同じくアルミ削り出しであるSIGMA Iシリーズなんかとの組み合わせにおいては、双方アルミという今の無味乾燥なデジカメではなかなか得ることのできない気持ちよさがあります。
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登場当時は20万円を超える、フルサイズ機と同じような値段で誰が買うねん、みたいな雰囲気があったのかもしれませんが、2025年現在であればサクッと調べてみたところ10~13万前後という雰囲気で、SIGMA fpよりちょい安いかな、くらいの感じです。相場感は昨年とかと比べて全体的な物価UPのためか上がっていますね。残念。
勿論、2014年発売のカメラである上に、Leica初めてのミラーレスカメラということで、そのAF性能はもう…って感じなんですが、「はいチーズ」と撮る分にはギリ許せるスピード感、のんびり散歩ついでに撮るには問題無し、てかMFレンズが意外と使いやすい…みたいなことがあり、全然許せちゃう。
特に古さを感じるのは高感度のパフォーマンスです。
設定可能なISOは100から12500。しかしながら、個人的に常用可能なのは100, 200, 400かなぁ…って感じ。フィルムかな?FOVEONかな?
残念ながら全く普通のCMOSセンサーです。
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しかし、だからといって諦めるにはまだ早い。今やSIGMA製の手に入れやすいDC DNレンズがたくさんあります。10-18mmや18-50mmといった、超小型軽量なf2.8ズーム、そして開放値1.4の単玉も16, 23, 30, 56と4焦点も揃ってきました。
加えて2023年かな?くらいに登場してきた薄型のTT Artisanのレンズをはじめとする中華製レンズ。そしてなんといっても内臓のフラッシュ…!
飲み会カメラ
内臓フラッシュを侮ることなかれ、とか思っているのは僕だけかもしれませんが、しかし!大きな存在なのです。
高感度がオワコンなTにおいては、フラッシュがあることでISO400でも暗〜い場所で撮影可能…!逆に言えば、高感度が強くなってきたからこそ昨今のデジカメには内臓フラッシュが不要になってきたのかもしれません。
それでもやはり、フラッシュ直当てだからこそでてくる「なんかいい雰囲気」があります。そして内臓はかっこいい。わざわざフラッシュを持ち運ばなくてもいい。
そういうわけで、フラッシュ内蔵の小さなカメラを今更推したいわけです。
T, TLだけではなく、GX7シリーズやGR(APS-C)の1,2世代もいいですね。X100シリーズも勿論いい(高いが)
そんなカメラに広角のレンズをつけてやりましょう。狭ーい飲み屋でも友達の表情が全部映る。「またね」をする前の微妙な距離感でサッと撮れる。しかも光るからわかりやすい。コミュニケーションに繋げやすい。なんていいのか。
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そしてMでは成し得ない近接撮影。まあ最近は寄れるレンズもあるけど。とはいえMは距離計で撮りたい。ならばSL?イヤデカすぎる。Tがいい。
なんで買い戻したのか
また欲しくなっちゃった理由はシンプルで、2024年秋にたくさん撮影などの仕事をもらい、そしてその予算もありがたいことに多めで、ちょっぴりだけ、ほんのちょっぴりだけ余裕ができたから、というのがあります。
個人的に売ったけどまた欲しい!というのが
fp
T
と2つあるわけですが、逆になんで売ったの、と聞かれれば、Leica SLを錬成するために生贄になってもらった…という悲しい過去があります。
というわけでどっちか欲しいな🎶とか調子づいたことを考えていました。fpについては借りているのでなぜか手元にあります。ならばTだろう。アウディデザイン再び。ということで再度召喚しました。
後輩よ、これが実質無料だ…
そういうわけで強制的に実質無料論を成立させ、縁は巡る…ということで帰ってきました。Leica T。やはりかっこいい。
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なんで持ちやすいんだ?と不思議になる薄いのに持ちやすいボディ。アルミのユニボディだからこそのありえん剛性感。ちょっぴり安っぽいシャッター音と電源スイッチまわり。そして内蔵フラッシュ!
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もはやあんまり安いカメラですらないので、広くおすすめ!とは全くいえない代物になってしまいましたが、しかしやはりお手頃。ちょっと古臭いLeica Xが気になっちゃう方がもしいれば、Tもあるんだぜ…とそそのかしたいなとか思っちゃいます。
まあ予算に余裕がある方は、最近また値下がり気味なSLが超おすすめです。あれはやばいぜ…
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まあ全然丸1年、Tを売ってからM10を毎日肩掛けしていたので、重さも許容するようになってしまい果たしてTの出番はあるのか…という不安はありますが、せっかく帰ってきてもらったのでまたしばらく仲良くできればいいなと思っています。
それではまた:D
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