般若心経・ワンネス・量子力学・思考は現実化する
私は、信仰している宗教はありませんが、それぞれの教典の中には、心に留めておくべき素晴らしい言葉がたくさんあると思います。
私にとって「般若心経」はその一つです。つらい時には、般若心経を読んで、理解を深めることで、悲しみを乗り越えられた場面も多かったように思います。
最近、「ワンネス」「量子力学」「思考は現実化する」などの言葉を浴びるように目にするようになってきました。
それぞれの概念が、「般若心経」と被るように感じているので、私の頭の中の整理も兼ねて、みなさんと根底にある概念の共通点などをシェアさせていただきたいと思います。
1 般若心経
般若心経には、「色即是空、空即是色」という言葉があり、これは物質界と精神界が一体であるという考えを表しています。
また、「一切皆苦」という言葉もあり、苦しみや不安が存在することを認めつつも、それらを克服することができるという教えが含まれています。
そして「一切皆空」という言葉が有名で、これは「全てのものが実体を持たず、ただ存在しているだけである」という意味です。
般若心経は、このように全てのものが繋がっていることを示し、それぞれが単独で存在するのではなく、全てが相互に影響しあって存在しているということを教えています。
2 ワンネス
ワンネスの考え方では、全てのものが互いに繋がっていて、一つの大きな「命」の一部であると考えられます。
そして、それぞれのものが繋がっていることで、自然や宇宙、他の人とのつながりを感じることができると考えられています。
ワンネスを感じると、自分自身だけでなく、他の人や自然とも深いつながりを感じられるようになります。
これは、私たちが孤独感や不安感を感じることがあるときにも、自分だけではなく他の人や自然とつながっていると感じることができ、安心感や安定感を得ることができるという意味もあります。
3 量子力学
量子力学においては、物質が互いに影響しあうことが示されています。
物質が互いに影響しあうことは、「量子エンタングルメント」と呼ばれる現象によって示されています。
「量子エンタングルメント」とは、2つ以上の量子物体が、相互に強く結びついている状態のことです。つまり、1つの量子物体に対する測定結果が、他の量子物体にも影響を与えることがあるということです。
また、状態の観測によって物理系が変化するという性質があります。つまり、測定をする前は確率的に分布していた状態が、測定をすることで確定的な状態になるということです。
そして、観測者の意図や思考が測定結果に影響を与える可能性があるとも考えられています。
4 思考は現実化する
「思考は現実化する」という考え方は、自分の思考や信念が自分の行動や結果に影響を与えることを表しています。つまり、自分が信じることや思い描くことが、現実に反映されるということです。
量子力学においては、観測者が測定する前に、粒子が位置や状態を持つ確率波関数を持っていると考えられ、観測者が測定することで、その確率波関数が一つの確定された状態に収束するとされています。
この確率波関数が収束する際、測定結果がどうなるかは確率的に決まるため、観測者の意図や思考が測定結果に影響を与える可能性があると考えられているのです。
このように、量子力学的な現象が「思考は現実化する」考え方と関連していると捉えることができます。
まとめ
「般若心経」「ワンネス」「量子力学」「思考は現実化する」の概念には、以下の共通点があることがわかりました。
●人間や宇宙の真の本質やつながりを表現している
物事は単独で存在するのではなく、全てが繋がっているという考え方で、般若心経における「一切皆空」、ワンネスの概念、そして量子エンタングルメントにおける相関性などで表されています。
●物質や現実の世界は、我々の意識や思考に影響を受ける
思考は現実化するという考え方は、自分の思考や信念が現実に影響するという考え方であり、量子力学における観測者効果にも関連しています。
上記より、私は、人間や宇宙の本質を深く理解することは、自己実現や自己啓発につながる可能性があるということだと考えます。
なーんとなく分かってるという感じですが、日々、意識していることで、「ああ、こういうことだったのか!」とリンクする事が増えていくのではないかなと思います。
最後まで読んでいただき、誠に有り難うございました。心より感謝申し上げます。
今回のポストがみなさまのお役に立てたら私はとても嬉しく思います。
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