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広島の模型店

広島ローカルなお店の話を続けます。アニメショップ以外でヲタクなショップといえば模型店と本屋ですかね。広島のメインストリート本通には「ニイタニ」「おかせん」「マルタカ」の三大模型店がありました。また、平和公園を挟んだ反対側の土橋地区には「マルヤ」がありました。
このうちマルヤは新店舗を建設した後に早々と廃業してしまいました。同時期に「おかせん」も廃業してしまいました。ともに模型専門店だった店が最初に廃業してしまいました。「おかせん」の最終営業日に兄が大量のハセガワの航空模型を購入していました。
「ニイタニ」は地下に幼児玩具はボードゲーム、1階に一般玩具、2階に模型という構成の玩具店で看板として蒸気機関車が壁に飾られていました。ここは商品を購入すると一割だったかを商品券でキックバックしており、数枚集まるとそれを商品の購入時に使用することが出来たと記憶しています。この店は2階にショーケースがあり、艦船や戦車のジオラマが展示してありました。末期はガンプラとかになりましたが。またモデルガンも充実した店でありました。特記すべきは書籍も扱っており、ホビージャパンとかが東京と同じ発売日に購入できました(広島地区は基本的に2~3日遅れの発売)。後に「ホビーセンターヒロシマ」として移転オープンしましたが、その店舗も既に閉店しています。
「マルタカ」は玩具だけでなくビル内に子供衣料を扱う店舗もある店でした。模型もそれなりに充実していましたが、ここは基本的に玩具の店で、店頭で常に電動の動物を展示していました。また、末期には大型ショーケースに古い超合金のプレミア玩具を多数展示していました。
いずれの店も、子供の興味がビデオゲームに移ったあたりで左前となり、カードゲームがはやったあたりで規模縮小、家電店が大量に商品を扱い、中央の系列店が近場に出店したあたりで次々と閉店していきました。
広島市中央部には他に広島センター街にオメガランド、百貨店の福屋8階にメルクリンの鉄道模型等海外の高級玩具を扱う店舗がありましたが今ではいずれも閉店したり玩具の取り扱いを止めたりしています。
ギャラリー茜という映画のポスターやパンフレットの他にガレージキットを扱う店もありましたが、今では実店舗は閉店しカプセルトイの通販の店となっています。

今の広島には「エディオン」や「ヤマダ電機」「ビックカメラ」の模型玩具売り場があり、「ボークス」や「イエローサブマリン」もあります。ですが、何か大切な店を失ったような気がしてなりません。まあ、私は兄が同室でシンナー臭い中模型を塗装したり、プラスチックを火であぶって糸作ったりするのが臭くて臭くて嫌でたまらなかったほうですけど、出来た模型を見るのは楽しかった。小学生の頃に近所のM君が消しゴムのフィギュアをアニメックスで綺麗に塗装してプレゼントしてくれたことを思い出します。あれはガンダムのキャラクターでしたね。

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