モノレール危機一髪
「モノレール危機一髪」は東海大学福岡教養部のアトリエ愛好会が1984年に制作した8ミリフィルム作品です。内容は企救丘駅を発した北九州モノレールに爆弾が仕掛けられついには爆発してしまうというものです。爆発シーンはスチレンボードに写真を貼り付け石膏を塗ったものを爆竹で爆破していますがあまり上手くいってません。またモノレールは当時の実写映像の他に、建築課の学生が授業で作った1mくらいの路線ミニチュアを手動で動かしています。爆破は小倉駅ですが、今の駅とは違う位置なので駅ビルに吸い込まれドカンだと期待して見ると肩透かしを食らいます。ちなみに北九州モノレールの小倉駅乗り入れは1998年です。「本日モノレールを爆破する」という予告の手紙が届くも、いたずらと無視して運行を続けた結果、爆破されてしまって終わりという救いが全く無い作品です。夏設定は駅員コスプレが安く済むからでしょう。にしても危機一髪で実際爆破オチはないでしょう。行き止まり爆発はロマンよねと「ウルトラQ」の第10話「地底特急西へ」を見たスタッフがバッドエンドに変更したのかと同作が学園祭での同時上映だったので勘ぐってしまいます(実際は北九州ゆかりの特撮ってことで借りての上映だったらしいけど)。