兄と私4 初めてのカープ観戦記
兄と私が一緒に広島東洋カープの試合を観戦するために広島市民球場を訪れたのは、私が中学生兄が高校生の頃だったと記憶しています。時代は古葉監督の1982年。兄と二人でデーゲームの試合を見に行ったのですが、父の会社で所有していたホームランシートの年間指定席のチケットを使っての観戦でした。残念ながらどんな試合だったか記憶しておりません。
それはあまりにあまりな応援団だか常連だかのパナマ帽被った黒縁メガネチョビ髭のおっさんの無茶な仕切りに気分害したからでした。
席を確認して座ろうとすると、チケットを見せるように要求した挙げ句、「ここはワシらが使うからあんたらはそっちに座りんさい。子供はそれで十分」と後ろを指さしそちらに座るように強要されました。試合が始まっても応援団の振る旗によって試合が見えないことが何度もあり、応援団でも法被を着ていない人たちは試合そっちのけで酒盛りしていました。
挙げ句が喧嘩が始まり警察官が来る始末。とても危ないと兄が判断して5回待たずに退場した強烈な記憶があります。
事の顛末を兄が父に話すと父が激怒して月曜日には球団に抗議の電話を入れました。接待に使っていたホームランシートですが、結局このシーズンを最後に年間指定席を内野席に買い換えることとなり内野三塁側11列に買い換えることとなりました。
