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飛行船ストレチアの冒険
「飛行船ストレチアの冒険」は東海大学漫画研究会が制作したアニメーション映画で監督は「パープルタウン」に続いて今もアニメ界で活躍されている坂田純一さんと思われます。1985年~1987年の東海大学建学祭で都合3回視聴しました。
文明が衰退した遠い未来、飛行船が移動手段の主流となっている時代に二人の青年が飛行船ストレチアで旅をしているところから物語は始まります。空賊たちと先史文明のお宝をめぐって、先代空賊船長の娘の美少女、複葉機乗りの女、当代空賊船長らが争奪戦を繰り広げる話。お宝は核燃料だかウラニウムだか核爆弾だからしかったが、仕掛けられたブービートラップで失われ、主人公たちに少女が加わり飛行船ストレチアの旅は続くという終わりだったと記憶しています。
物語の基本構造は空賊島とかの設定からも「どうぶつ宝島」だし「未来少年コナン」や劇場版「銀河鉄道999」をトレースしたようなシーンも出てくるけど、これが「天空の城ラピュタ」の数年前に大学の漫研のオリジナルアニメとして制作されていたことに驚きを感じます。
空賊船長が洞窟の中で「灯りを」と言うとスキンヘッドの部下がヘッドライトを点灯するシーンが印象に残っています。
主要登場人物を私の下手な絵でマーカーで描いて生成AIで修正したものを載せておきますが、オリジナルは宮崎駿や大塚康夫調のキャラクターなので原型留めておりませんね。クリップボードがスマホみたいに変換されちゃってるし。パイロットのゴーグルはサングラスになるし。空賊船長の義手は白手袋になるし。紅白のシャツはなんかみっちりしたウェットスーツになるし。
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スキンヘッドの部下がヘッドライトを点灯するシーンが印象に残っています
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