東京戒厳令
「東京戒厳令」は柏市の学生たちが作った1990年の特撮映画です。内容は東京で武装集団が巨大な戦車でもって決起するも鎮圧されるというものです。特撮は、動かない巨大な戦車の周りを、モーターライズで走行するタミヤの74式戦車を改造したものが写真背景で国会や東京タワーや銀座を走り回り、最後は爆竹で爆破されるというものです。西部警察の「無防備都市」や「機動警察パトレイバー」の「二課の一番長い日」の絵作りを参考にした映像となっています。使用されている模型はタミヤの74式戦車の他に、同じくタミヤのサラディン装甲車、アオシマのテクノポリス21Cのテムジンやマズルカ等が使われています。モーターライズの戦車や装甲車が動くばかりで発砲シーンは爆竹使用で実現していますが、人間が謎のコクピット内部以外一切登場せず、セリフは黒板字幕で済ませているのでなんともしまらない作品となっています。オリジナル戦車のデザインは「ウルトラセブン」のアイアンロックスの下半分がキャタピラになったような形状のものです。つまり戦艦大和の中心部分だけってものに近いですね。実はアオシマの合体巨艦ヤマトを改造したものでした。
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