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兼重あかり 東南アジアの旅

「兼重あかり東南アジアの旅」は「兼高かおる世界の旅」のパロディ作品です。いとこの「兼重あかり」(兼のみ本名と同じで後は仮名)が婿養子の夫と新婚旅行で東南アジアを回ったさいに撮影したビデオ映像をそのまま見せたので面白くないと、BGMも「兼高かおる世界の旅」と同じものを使いレンタルスタジオで本格的にビデオ編集したものです。
撮影者と編集者は兼重あかりの夫。芥川隆行役も務めています。
広島での披露宴の後、新幹線で博多に移動。福岡「都ホテル」で一泊して翌日ホテル前に呼ばれたタクシーで福岡空港へ行き、そこからシンガポールへ飛んでトランジットでベトナム入り。
ベトナムホーチミンに飛びます。ホーチミン空港では空港内のテレビは日本製ですが、空港を出たところには大きな韓国サムスンの看板が掲示してあり将来の逆転を予感させます。
ベトナムでは古戦場めぐりで巨大なダンゴムシのように丸々と太ったムカデを見ながら塹壕を歩き戦争博物館では米ソの兵器を見ながら同時にホルマリン漬けにされた二重胎児や一つ目の胎児手足の無い胎児等の展示も見ます。
その後、ホーチミン旧市内に移動しベンテン市場にてあかりさんは採寸しアオザイを作ります。当時は翌日には受け取れました。ベンテン市場では四カ国語を話す店番の10歳くらいの女の子に感心したり扇子を売りつけに来るやはり四カ国語(英語フランス語中国語日本語)を操る少年に驚いたりしながらベトナムコーヒーの店に入りコーヒーを注文すると出てきたのはネスカフェインスタントコーヒーでした。
市場近くの裏通りに行くと屋台が並んでいてそこで鶏を絞めたりしています。ホテルに戻ると入口に多数の客引きの女性と女衒の男性がひしめいています。新婚なのでそのまま無視して入ろうとして女性に腕を捕まれたりして「あかりさん」の顔が歪むところとかもカメラは捉えています。ケーキバイキング等で1Fに降りるたびに周囲から男女が走って寄ってくるシーンは不気味です。
翌日ベトナムを離れた後は、またシンガポールでトランジットしてタイプーケット島で過ごします。ここではパラグライダーやスキューバーダイビングを楽しみますが、水着姿の「あかりさん」を嫌らしく撮る旦那さんでした。
プーケットからシンガポールに戻るために空港移動する車の中でシンガポール駐在の家族と知り合いになったコミュニケーションの鬼の「あかりさん」は北京ダックの美味なシンガポールの店を聞き出します。
翌日移動したシンガポールでは、華僑やインド系の店ばかりを回って過ごし日系デパートには一切寄らずにシンガポールを深夜動物園も含め満喫していました。
深夜、日本に戻るべく空港内に移動した二人はそこで「水は何処で買えばよかですか」という日本人グループの声を聞きます。深夜店が全部閉まっている状態の空港で水分補給がしたくて泣いてる子供に「あかりさん」はエビアンのペットボトルを差し出します。
そして福岡空港に戻った兼重夫婦は新幹線に乗るべく空港を出て博多駅に移動するためにタクシーに乗ろうとすると「ああ、バッグ持ってるんで嫌な予感したんよ。地下鉄に乗ったらよか!」と乗車拒否に会います。ここでこの新婚旅行初のトラブルになりビデオ映像は終わります。
新婚旅行のビデオ映像なんて他人は見るのが苦痛になるか帰国後の親族会食での環境BGMになるかの二択ですが、この作品は、いとこ会でもそれなりに好評でした。

従姉妹のあかりと4歳年上の夫
私と違って背も高くスタイルもいい美人
今では二人の娘さんも成人独立

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