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原爆関連作品

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自主映画のうち原爆関連の作品を取りまとめたもの
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2024年6月の記事一覧

原爆の証言者

問題作である「原爆の証言者」は1986年に江波のNさんが作った被爆者の男性が一方的に話すのをノーカットでビデオ収録してタイトルを付けただけの映像作品です。 登場する被爆者の男性は江波で昔から有名な歩行者を捕まえては一方的に論戦を仕掛けてくるので有名な人でした。この男性に、広島電鉄江波車庫前電停で江波中生徒が捕まり(わざと捕まるように中学生が挨拶した)広島銀行江波支店を通り過ぎ喫茶デルタの前で近所のおばさんに無理矢理手を引かれて男性から引き離されるまでの30分間の作品。 6車線

ワンモアヒロシマ

ワンモアヒロシマは、1992年に広島の高校生が作った反核映画です。基本的に平和公園と原爆資料館をビデオ撮影したものに被爆者の証言を加えた30分の作品です。今では貴重な改修前の資料館や資料館に併合された記念館の映像が楽しめます。映画はラストにジェット機が広島原爆ドーム上空を旋回してくるシーンの後に原爆投下されたかの如くホワイトアウトに爆発音が被さるシーンで終了します。これは新藤兼人監督の映画「原爆の子」のラストシーンの広島上空を飛行機が飛ぶ音が響くラストシーンと同じ演出です。旧