子どもが巣立った時に何を思うのか
こんにちは。
9歳•6歳•2歳の男の子3人を育ててるsatomiです。
子どもは、本当に思うようにはいかない生き物だよなぁと日々感じているところです。
子どもは違う人格を持っているという言葉をよく耳にしますが、それを明確に意識し実践されているお母さんはどれほどいるのでしょうか。
私自身は、頭では分かっているものの、自分だったらこう動くのにと思い描く理想と子どもの言動の違いに日々イライラ…。
結局子どもをコントロールしたい気持ちが私の根底にあるのだといことに気づき、さらに落ち込むといったループに。
それが時として、自分を苦しめていることもあると自覚はあるものの、育児の負のスパイラルにはまってしまう自分がいます。
そして、子どもの成長に伴って、こちらの手段として、見守るしか無いことも増えてきました。
こちらが全て把握し、守ることも難しくなってきました。
特に小学校3年生の長男は、話したくないことも出てきたんだなぁと感じています。
「小4の壁」目前の年齢。
その分、親は観察すること、信じること。待つことの力を養わないといけないのでしょう。
言葉にすると、実に簡単なのですが、このことが、自分の子どもだと思うと難しいと痛感しています。
先日、垣谷美雨さんの『子育ては卒業します』を読了しました。
この1冊は3人の学生時代の友人がそれぞれ結婚し、子どもを持ち、育てていく、そして子ども達が巣立っていくことを描かれています。
思うように行かない子育てに葛藤する場面を多く出てきました。
受験、義理実家との関係、子ども進路。
そうだよね、家族を持ち子どもを育てていくと、思うようにいかないことばかりだよね…私が今悩んでいることは、皆が通っていく道だと励まされる思いでページをめくる度に、思いがこみ上げてきました。
期待するから、がっかりする。見返りをもとめるから悲しくなる。
そんなことを読みながら感じました。
それでも、子ども達が確実に成長する。そして親元から巣立っていくのですよね。
物語の最後、主人公である3人はこんな会話をしています。
本当にそうですよね。
子どもを自由に羽ばたかせてあげたい。
その思いを現実の自分の言動に落とし込む所が、まだ私には弱いのだと痛感しています。
育児絶賛期の私にとって、子ども達が巣立った時、果たして何を思うのでしょうか。
答えは、まだ分かりません。
そして、正解の解は無いのでしょう。
正解が明確では無いからこそ、育児には深みもあり、悩みもあるのでしょうね。
私は、三男を40歳の歳に出産をしてるので、その三男が20歳の時は60歳。
60歳になった時、まずは子ども3人を社会に送り出せたと、やれることはやったと心から思えるよう、目の前の子ども達と過ごしていきたい。
その反面、肩ひじ張りすぎると疲れてしまうので、子どもは子どもの人生を歩んでいくという気持ちも忘れずにしていきたい。
結局子育ては、子どもの為じゃない、私自身のためなのかもしれないなぁと、ぼんやり思う今日この頃です。
自分への戒めも込めて今回は書いてみました。
上記で紹介した小説は、子育てに疲れた方にはきっと響くのではないかと思います。
ぜひ機会があれば読んでみてください。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?