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【40越えたオッサンがnote収益化するまでの道】誰のために、何のためにnoteを書くのか?自分を分析してペルソナ設定を見直す。【自己分析回】
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■塾講師は給料が少ない
給料に不満がある。20年以上塾講師をしている自分だが、勤続年数の長さや年間休日の少なさ、そして上げてきた実績の割には明らかに見返りが少ない。やりがい搾取という言葉があるが、20代のころに持っていたやりがいも、もはや在庫が無い。当時は生徒のために休日返上して働いていた。当然無給労働だ。時給が大幅マイナスである。(その頃の経験が今に繋がっている部分もあるので、完全に無駄とは言えないが。)それに、弱小塾から東大京大合格者を輩出したところで給料が上がるわけではない。理Ⅲを輩出しても「へー、すごいね(どれくらいすごいのかはわかっていない)」くらいの反応だ。学習塾の役員の認識がこの程度なのだからお里が知れる。やはりなにかを成し遂げた際には、相応の対価は欲しい。だが、欲しいと思ってるだけではダメだ。与えられることを待つだけでは、死を座して待つのと同義だ。
■何のためにnoteを始めた?
いま勤めている会社は毎月給料を支払ってくれる場所という認識に過ぎず、いざとなればすぐ辞められるように準備しておかなければならないと思っている。そのためにはお金が必要だ。会社に頼らずに、別の資産爆増手段が欲しい。そのために、資産形成の知識を身に付け、また能動的な副業の手段を求め、noteに着手した。幸い文章を読んだり書いたりすることは好きだ。飽きるまでは続けたい。そういうわけで、文章を読み書きする楽しさはさておき、「マネタイズのためにnoteをしている」として差し支えないだろう。ちなみに、現状は一銭も手にしていない。
■仕事のブログではペルソナ設定済
いろいろな先輩クリエイターの方の記事を見るうち、ペルソナを設定する必要性を感じた。確かに、自分が会社のブログを書く時は、通ってくれる生徒、その保護者、入塾を検討している生徒と保護者、そしてほかの社員(&暇な役員)が読むことを意識し、そういった人たちが違和感を感じない文章になるよう心掛けている。
■自分のnoteのペルソナ設定は十分なのか
さて、自分がnoteで何を書けるか?何が情報として価値があるのか?何を発信すれば読んでもらえるのか?ということを改めて考えたいと思う。
「何を」「誰に」発信するかを明確にすることは重要だ。一応、漠然としたペルソナは設定しているつもりだった。この記事の執筆時点の自己紹介では、以下のように書いている。
「何を」の部分は
「長年の経験で得られた知見を一般化し、再現性のあるマインドセットに転化して発信」
「誰に」の部分は
「主に高校生や大学生、若手社会人ですが向上心のある方なら誰でもOK」
改めて見直してみて、少し抽象が過ぎる気もしてきた。
自分が発信できることと、ペルソナが一致しているのだろうか?「何者かわからないオッサンがつらつらと書いた堅い文章」を読むのが好きな若者はそう多くはないだろう。
自分が発信できることは何だろうか。「自己体験」などがよいとされるが、なにぶん自分は不惑を超えたオッサンである。オッサンの体験談を読みたい人など稀有だろう。そもそも塾講師など憧れるような職業ではない。「こんな職業やめとけ」とは言えるが、「塾講師になるためのたったひとつの方法」など題して有料記事を出してもさっぱり売れないだろう。私の職場は、よっぽどでなければ、受ければ受かるのだから(「よっぽど」が結構いるのが驚きだが)。
さて、自分の発信できそうな内容のポートフォリオを整理してみる。
大学受験英語を20年以上指導してきた経験あり
その間にさまざまな失敗をし、反省・改善をしてきた
投資で資産がプラスになっている
クルマにこだわりアリ
実際、上記1~4のジャンルの記事は少しずつアップしてきたが、一見するとバラバラだ。ある程度まとめて、ペルソナを設定したい。
ざっくり考えると自分のnoteのペルソナは「22~30歳くらいの郊外住みの、将来に備えて資産を増やしたいと思っており、語学に興味があり、会社でうまく立ち回りたい会社員」だろうか。・・・全部まとめる必要はないのかもしれないが。ペルソナがある程度決まれば、自分が何を供給できるか、だ。
■何を供給できる?
ジャンル的には「英語」が書きやすいのだが、なにぶんテーマがありふれている。私は実際に生徒からお金を取って英語の授業をしているのだから、うまくすれば有料記事として販売できそうなだけの知識は十分ある。ただ、大学受験英語をテーマにすると対象が主にお小遣いの少ない高校生になってしまう。あまり高い金額の設定にもできない。
自らの経験や反省を活かした「若手社会人が持つべきマインドセット」はやはり抽象的か。ネタ切れも心配だ。自分の過去を思い出しながら気合を入れて書かないといけない割に、お金を出してまで続きが読みたくなる記事を書くのは難しいかもしれない。安定的なマネタイズは難しそうだ。
「投資」は結果は提示できるものの、note界隈でも既にレッドオーシャンになっている。自分の記事を読みたいと思う読者が果たしてどれだけ居てくれるか。しかし現状から脱却したい人たちからは人気があるジャンルでもある。上手に文章を練り上げる価値はあるかもしれない。
「クルマ」は、自分の車についていうとこだわりすぎてもうだいたい触りたいところは触ってしまっている。新車を買う予定も当分無いので、今から熱量を持ってお金になりそうな記事を出すのは難しそうだ。これは気分転換程度に書くだけにしておこう。
■マネタイズのために
「買ってもらえそうな情報価値のある有料記事」という観点では、自分のポートフォリオの中では「英語」と「投資」がよさそうだ。SEO対策も考えると、他よりは検索に引っ掛かりやすそうである。どうしても抽象論になってしまう「若者向けマインドセット」は、検索で出てきづらいだろう。ということは、はじめの方に気合を入れて書いた以下の記事は単なる自己満足で終わってしまっている、というわけだ。なんということだ。
「塾講師からの見地」×「生きていく上で持っていたいマインドセット」にこだわり過ぎていたのかもしれない。だが、自分の過去の経験から得られた、今持っている思考方法であることに違いは無い。興味があれば読んでみてほしい。
今まで書いた記事もいまいちテーマやターゲットが絞り切れておらず、迷走していることは理解している。だが、いろいろ試行錯誤し、やれること・やりたいことを整理し、「これが良かった」「これはダメだった」との知見を得ることも大事だとも思う。
現時点では、このアカウントは「noteで小銭を稼げると思って見切り発車で始めてみたが思ったようにいかず哲学者のようにひたすらイントロスペクションし続けるオッサンの独り言」になっている。「40越えたオッサンが独りでぶつぶつ言いながらnote収益化するまでの道」というテーマで運営した方がキャッチーで面白いのではないだろうか。(タイトル回収)