20歳の時に知っておきたかったこと: 世界を新鮮な目で見る9つのポイント
起業家精神とイノベーションに関するスタンフォード大学の集中講座の内容が書かれている本と知って、手に取った。
今私は24歳、四捨五入したら20歳ということでまだ間に合うと思った。実際何歳でも、チャレンジしたい人は手に取って読んでみたほうがいい。
起業家精神とは、どのようなことを指しているのか、実例と共に書かれていてとてもわかりやすい。
今日はそこから9つの要点をまとめたので、共有します。とても当たり前のことだけど、実際に行動するのは難しくでもやる気の出る9つのポイント。
1 チャンスは無限に存在する
世界を見渡すと、解決すべき問題が目に入ります。環境問題や貧困などの大きな問題から、今日の献立や日々の家事などの個人ベースの問題など。
多くの人は、個人ベースの課題を解決しようとするが、実は問題が大きければ大きいほど、チャンスも大きい。外にいる時は、スマホをできるだけ見ないで世の中にあるチャンスを見つけてみましょう。
2 起業家精神とは
最近よく聞く「アントレプレナーシップ(起業家精神)」とは、問題の大きさに関係なく、いまある資産を使って、解決する独創的な方法を見つけようとすること。
3 社会と学校のギャップ
起業家精神は、従来の教育制度の下での考えとは対極にある。
実は、学校で適用されているルールは、外の世界のルールとはかけ離れているため、社会に出て自分の道を見つけようとすると、とてつもない重圧にさらされることになる。
学校では、学生を個人として評価し、成績を相対評価している。誰かが勝てば、誰かが負ける仕組みになっている。
組織では、目標を共有する者同士がチームを組んで仕事をするのが一般的。
ビジネスの世界では、大きなチームの中に小さなチームがあってどの段階でも上手くいくことが目標になっている。
このギャップを埋めて実社会の問題に挑もうとするのは、簡単ではないが方法はある。それが、起業家精神を持つことだ。
4 自分自身に課題を出す
日々、自分自身に課題を出すことが重要である。問題に新たな光を与えることのできるレンズで見る。自分に何ができるのか?
新たな視点で問題を見ることができ、世の中に発生しているギャップを確認する。
ギャップは色々ある。製品を使う時のギャップ、手に入るサービスのギャップ、人々が自分の行動について説明するとき、話の中にあるギャップなど
5 意義を見つけることが大事
新しく事業を作るときは、金儲けだけを目指すのではなく、社会的な問題を解決し使命を果たすことを目指す方がより有意義で、成功への道が開けることが多い。
6人間には2パターンいる
自分のやりたいことを誰かに許可されるのを待っている人
自分自身で許可する人
誰かから与えられるチャンスを待つのではなく、自分からチャンスをつかみにいきましょう。自分で許可を出す人が成功への第一歩を踏み出します。
7 失敗を認めること
失敗は成長の証。赤ちゃんは歩き方を覚えるまで転びながら失敗を繰り返し、歩き方を覚え、成長していく。
本来、1度でできることは少ないはずなのに、大人になると最初から
成功することを期待されてしまう。そのため、失敗を怖がって挑戦もできなくなってしまう。
自分がやらずに学ぶことは不可能。
8 スイートスポットを見つける
自分のスキル、興味、そして市場ニーズが重なるポイントを見つけることが重要。キャリアプランニングも大事ですが、偶然の出会いや機会にも心を開いていましょう。
「プランドハップンスタンス理論」では、ジョン・D・クランボルツ(Krumboltz.J.D)による、「キャリアの8割は偶然の出来事で決まる」と言われている。偶然の出会いを、成功に導くために日頃の準備が大切。
9 幸運を引き寄せる人の特徴
目の前のチャンスを活かす 道のチャンスを歓迎し、経験のないことにも積極的に挑戦する
外向的 人と出会う時は、相手の目を見て、笑顔を絶やさない。そのため、出会いの輪も広がり、チャンスの扉が開かれる。
楽天的 自分にいいことが起きると思っている。
まとめ
起業家精神を持つということは、自分の人生を自分でコントロールすること。私は、起業家精神をもっと育てていきたいと思う。ただ、このような本を読んでもやる気を継続させるのはとても難しい。毎日少しずつでも、誰かの課題が解決できるように行動に繋げたい。