
女神が降臨した所
福岡県、宗像大社( むなかたたいしゃ )の辺津宮 (へつぐう)です。
大きな神社で、朝鮮半島と日本を往来する船の玄関口だった地方に鎮座しており、創建されたのは有史以前で、創建年は古すぎてよく分かっていません。( 神社の存在は古事記にも記載されています。)
あらゆる「道」の最高神として、海上鎮護、航海の安全などを司る宗像三女神( むなかたさんじょしん )の中の一柱・市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)がお祀りされています。
現在でも交通安全の守護神として篤い信仰を受けつづけていて、駐車場も広大でした。
神門をくぐると、
拝殿がありました。
全国に6200社もある、宗像神を祀る神社の総本宮で、
拝殿は、天正18年( 1590年 )に、毛利 元就( もうり もとなり )の三男・小早川 隆景( こばやかわ たかかげ )によって再建され、
本殿は、天正6年( 1578年 )に、当時の大宮司だった宗像 氏貞( むなかた うじさだ )によって再建されました。
動乱の最中だった戦国時代で、こんなに立派な社殿が再建されたのは驚きです。
右横を見ると、
「 高宮参道 」と書かれた廻廊があって、その中には、
高宮祭場( たかみやさいじょう )の解説板がありました。
文字が多少痛んでいたので、下記に追記します。
「 宗像大神降臨の地と伝えられています。社殿が創建されない悠遠のいにしえ、この地で祭祀が行われ敬虔な祈りが捧げられました。
現在でも毎月1日、15日の月次祭をはじめ、春秋の大祭のおりにもお祭りが斎行され、全国でも数少ない神籬( ひもろぎ )、磐境( いわさか )の古代祭場です。神秘的な空間に心うたれます。 」
この解説を読んで、その高宮祭場へ行ってみることにしました。
廻廊から出ると、
深い森がひろがっていました。
階段を登って、
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