怖いなんて言わないで
埼玉県の、ときがわ町へ行きました。
巨木がたくさん生えている町として知られています。
そんな、ときがわ町の山地にある、
櫟平( くぬぎだいら )という地域へ行きました。
その櫟平の、さらに山奥に生えている、
上のイラストマップの、赤い点の所に生えている巨木に会いに行きました。
しばらく山道を歩いて、
木の階段を登ったところに、
その巨木は生えていました。
その巨木は、姥樫( うばっかし )と名づけられている赤樫( あかがし )の巨木でした。
赤樫は、すごく硬くて重い木で、日本に生えている樫( かし )の中では最も標高が高い所に自生をしています。
木の周りは最近になって整備をされたようで、対面をした反対側からも、この姥樫( うばっかし )を眺めることができるように歩道が作られていました。
さっそく、反対側へまわってみました。
その姿は、まるで1本で森のようで、
近づくと、反対側から見るのとは、またちがった迫力がありました。
見上げると、
冬になっても、たくさんの葉っぱを茂らせていました。
15メートルくらいの距離だと、木は大きすぎて、1枚の写真には収まりませんでした。
左側
右側
樹齢は何才くらいなのでしょうか。
国内の赤樫の中でも、最大級の大きさとのことです。
この木のことは、ネットで検索をして知りました。
閲覧したサイトの中では、
「 この木は迫力がありすぎて、すごく恐怖を感じた。とても恐ろしかった。 」
と書かれていました。
だから、ちょっと気を引き締めて会いに行ったのですが、
僕はこの木からは、怖さを何も感じませんでした。
感じたことは、「 せいいっぱいに生きている数百年 」の、健気な姿でした。
生きているって、ほんとうに、すごいことだ。
この木から、感じさせてもらいました。
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