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夏の風物詩”あれ”について語る文書

プッシュッ!

トクトクトクトク…
(コップに移す音)


ゴクゴクゴクゴク…


ッッッカァァーーーーッ!!



この一杯のために、今日をがんばってきた
といっても過言ではない。


豊潤な白い泡と
独特かつ繊細な際立つ色。

底から浮き上がる粒は、
新鮮さを演出する。

「早く口に付けてくださいよ」と言わんばかりに
冷え切った器は、無意識にわたしの口元へ
その物体を流し込もうと必死だ。


「大人になったら分かるよ」と言われ
「こいつの何がいいんだ?」と疑問を感じていた
あの青い少年は、もうどこにもいない。

すでにその物体の虜になり、
いつの間にか記憶も改ざんされているから。


苦味こそ最強。

のどしこそハッピー。



たった一杯の飲み物が
どれだけ世界の平和に貢献しているのだろうか。

たった一杯の飲み物が
どれだけ多くの人の心を掴んでいるのだろうか。

たった一杯の飲み物が
その人の人生を左右するほどの変化を与えているのだろうか。



今日も”あいつ”に会うために
必死こいて、がんばろうと思う。



PS:わたしはアルちゅうではありません。



では、また。
失礼します。



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