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「新選組」幕末の世界に触れた時代劇舞台への出演体験

舞台演劇への出演に夢中になっていた、21歳のとき、僕は3本連続で舞台出演が決まっていました。

次回作のテーマは時代劇「新選組」でした。

1.新選組

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僕は当時、新選組という存在をまったく知りませんでした。

今となっては各種ドラマや映画の題材として使われているので、知っている人が多いと思います。

江戸時代末期、京都治安維持のために結成された「新撰組」(しんせんぐみ)。新撰組は、「尊皇攘夷思想」(そんのうじょういしそう:天皇を敬い、外国人を打ち払う考え)を持ち、京都で乱暴狼藉を行なっていた、不逞浪士の取り締まりをするために結成されました。
引用:刀剣ワールド

初めて知ったときは、幕末の時代を命がけで生きた武士達がいながら、存在を知らなかったことを恥ずかしく思いました。

2.役作り

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僕の役は、沖田総司を看取る医者「松本良順」という役どころ。

分からないことだらけだったので、思いつく限りのことをやろうと思いました。

まずは、香取慎吾さん主演の大河ドラマ「新選組!」を全話観て勉強。

その他にも、松本良順さんのお墓参りに行ってみました。

どれだけ調べても、幕末に生きた方々の心が理解できたと言いきれませんでしたが、できることをやり尽くしました。

3.殺陣稽古

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物語の中で殺陣のシーンがあったため、木刀を使った殺陣を稽古することなりました。

武士の抜刀のやり方、構え方、歩き方など、違和感だらけで全く動きに慣れません。

木刀とは言え、一歩間違えると大怪我のもとになります。

稽古中も稽古後も、毎日のように何百回と木刀を振り、手は血豆だらけになりました。

4.着物を羽織る

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さらに時代劇ということで、着物を羽織る練習も行いました。

下北沢や田端にある着物屋さんで、店主に選んでいただきながら、自分に合う着物を購入。

帯の巻き方、袖の扱い方、こちらも慣れないことばかり。

着物を羽織った状態での殺陣は、より難しさが増しました。

ただ着物を羽織って木刀を装着したことで、幕末の時代にタイムスリップしたような、身が引き締まる感覚がありました。

5.本番

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何度も稽古を重ねて迎えた舞台本番。

本番という、いつもより気持ちが高ぶった状態で戦のシーンを行うと、「刀を客席に落とした!」「竿を舞台上に落とした」など、色んなトラブルもありました。

でも、着物を羽織って幕末の武士になりきり、舞台上に立ってセリフを喋った、あの瞬間はすごく気持ちの良いものでした。

腹式呼吸を身に付け、声量をコントロールできるようになったのも、この舞台に出演できたお陰で、その力は今でも役立っています。

まとめ

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とても貴重な経験ができた反面、チケットノルマ制で16万を自腹切ることになり、社会勉強にもなりました。

今となっては、良い先行投資だったと思います。

舞台出演は、色んな経験ができた学びの場。

その後の話はまた次回、お話します。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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