絵でつづる・独り言 2 三浦滉平
毎日、日記のように描いております。
トウモロコシ corn :
トウモロコシは1492年コロンブスがアメリカ大陸を発見された際,現地のカリブ人が栽培していた。トウモロコシを持ち帰ったことでヨーロッパに伝わりほぼ即座に栽培が始まったとされる。
私はとうもろこしを描くとき、まず素材として、中身の粒が揃ってないものを選びます。粒のきれいにそろったものは描いた時に、揃っているとなぜか無機質な感じになってしまうのです。
つぶの1粒1粒の陰影を根気よく丁寧に描写する作業がだんだん、出来上がってくるとなかなか楽しいものになってくる。
今日のカリグラフィはイニシャルはコーンのC.にしました。
アンディーブ andive :
チコリーとはヨーロッパ原産の野菜で別名アンディーブと呼ばれておりもやしのように水栽培でつくられる発芽野菜です。
日本ではまだなじみが薄くヨーロッパ諸国ではごく日常に食べられています
しゃきしゃきとしたみずみずしい食感で甘さと渋さが共存する味が特徴で
私はサラダとして食べるのが大好きです。形はとんがったぼうすい形で
色は白から薄いグリーンにいたるグラデーションがとても美しい。
アンディーブの美しいグラデーション、みずみずしい感じがでました。
イニシャルカリグラフィーはアンディーブのAにしました。
イチゴ strawberry :
子供の頃よく野山に野いちごを採りにいきました。イチゴだけの目的で出かける場合は専用のかごを持っていくのですが、たまたま山に遊びにきて秘密のイチゴの集団を見つけたりすることがありました。そんな時はとりあえず自分の身に付けている洋服のポケットに詰め込んでおりました。でもポケットの中でイチゴが潰れてしまいえらい状態になります。こんなとき子供ながらに考えたことは植物の細いツルを見つけそれに真珠のネックレスのようにイチゴの実をさしていくのです。それを胸にかけ、何レーンものイチゴのネックレスを首にかけ静かに持って帰ったのを思い出します。
絵は「野いちご」ではなく、ストロベリーです。
今日のカリグラフィはSのイニシャルです。統計上Sのイニシャルの人はわりと多いいとおもいます。この絵を見た方でSのイニシャルの方はいますか。
たけのこ: bamboo shoot :
毎年、新緑の季節になるころ、お友達のYさんから家で取れたての
「たけのこ」を送ってくださる。ありがたいことに掘り立ての新鮮なうちにたけのこの下ごしらいを全部してくれており、しかも一緒に煮て美味しい
上等のわかめまで付けてくれている。私はただ料理するだけでよい。
やわらかく、香りのよいすばらしい出来栄えのたけのとわかめの煮物ができました。せっかくだから、明日は私の愛用の土鍋釜をつかって、たけのこご飯にあやかろうと思っております。ありがたいことです。
*絵は孟宗竹のたけのこを描きました。なかなかいい感じに出来ました。
今日のイニシヤル・カリグラフィーはBambooshootのBにしました。
下仁田ネギ leek :
久しぶりに近くのスーパーマーケットで下仁田ネギをかいました。
このネギは「殿様ネギ」とも呼ばれ株が別れない1本ネギで太くて
たけが短いユニークなかたちをしております。生で食べるとちよっと辛味が強すぎるので加熱調理すると甘みがでてきて、食べごたいがあり、私は特に魚のカレイと一緒に煮たものが大好きです。今日は食べるまえにスケッチを
しておきました。いつもと違ってすこしデザイン化したものを絵にして見ました。葉っぱの重なりぐあいが面白く表現でき、まあまあの出来です。
今日のイニシャル・カリグラフィーはLeekに因んでLにしました。
三浦滉平のプロフィール:
デザインハウス三浦を主催。数多くの作品を手がけ、大手企業のロゴ開発、企業のブランディングにも関わっている。現在、V-デザイン研究所、日本カリグラフィースクールの講師としてもデザインを学ぶ人達の育成に従事。
フリーのグラフィックデザイナー、タイポグラファー、カリグラファー、
フレスコ版画の作製、グラフィックアーティストとして活躍中。
インターナショナル ビエンナーレ イタリア ネルアート賞受賞
デジタルパブリシング グランプリ大賞受賞
アジアデジタルアート大賞 アメリカンコミュニケーションアート展入賞
ニューヨークADC展ロゴアート部門賞受賞 etc.
見てくださってありがとうございます。またの訪問を期待しております。