【40代・50代必読】年齢による基礎代謝の変化を徹底解説
「年齢が重なり体もかわってきたな」
「若い時と比べると代謝が落ちたな」
そう感じる人は何人いるでしょうか?
おそらく大半の人がそのように感じていると思います。
「今からだともう遅いよな」
と思っている人 諦めないでください。
今回はそんな記事です。
【自己紹介】
※本記事の注意点※
本記事は2021年のアメリカ合衆国デューク大学の研究者であるハーマン・ポンツァー氏らの研究チームの結果論文を基に書いています。
信用性はかなり高い研究結果ですが比較的最新の研究論文な為、過去のその他の研究論文とは相違が発生する場合がございます。
ご理解した上でご覧下さい。🙇🏻♂️
【結論】 加齢による基礎代謝の変化
結論からお伝えします。
人間の基礎代謝は20歳から60歳まではほぼ変わりません。
「信じられない」
「そんなことある訳がない」
と思いますよね?
僕もそうでした。
加齢と共に基礎代謝は下がっていくものだとばかり思っていました。
実際に実用書や参考書にもそう書いてあるものもあります。
それこそ僕の生徒さんにも数年前までそのように伝えていました。
ところが、2021年にアメリカのデューク大学の研究チームによって 世界29か国の6600名(生後8日から95歳)を対象に、年齢に応じた人体のエネルギー消費量を調べたところ
『20歳から60歳までの代謝機能はほぼ変わらず安定している』
ということが判明しました。
https://www.science.org/doi/abs/10.1126/science.abe5017
つまり60歳までであれば加齢による代謝の低下はないということになります。
「太ったのは歳のせい」
「若くないから痩せない」
「歳をとったせいで皮下脂肪が」
なんてことは言えなくなってしまいましたね。
逆に考えれば、代謝が落ちずに安定しているということは
〈中高年になっても20代と代謝が変わらず痩せることができる 〉
ということです。
年齢を気にしてなかなか前向きに慣れなかった人
もう歳だし...と半ば諦めていた人 大丈夫です。
年齢は気にしなくていいんです。
今からでも変われるので一歩踏み出しましょう。
生涯で最も代謝が高い年齢は1歳
さてここで人間がその生涯最も代謝機能が高い年齢をお伝えしましょう。
それは『1歳』です。
「中学生とか高校生じゃないの?!」
と驚きますよね。
そうなんです。
実は中学生でも高校生でもないんです。
生後間もない1歳なんです。
確かに、、
私にも息子がいるので冷静に考えてみれば納得できます。
新生児・乳幼児の成長
新生児・乳幼児の成長速度はご存知ですか?
生後6ヶ月まで1ヶ月に平均で約2.5cm成長します。
6ヶ月間の間毎月ですよ?
その後は7ヶ月〜12ヶ月で毎月平均で約1.3cmの速度で成長するんです。
そして体重の増加です。
生後3ヶ月までは毎日平均約14g〜28g増えます。
その後、生後3ヶ月から12ヶ月までで約4,000g増えるんです。
出生時の体重と比較すると生後5ヶ月までで約2倍、生後12ヶ月で約3倍になります。 12ヶ月で約3倍です。
新生児・乳幼児はとてつもない速さで成長をしています。
それだけ新しい細胞日々を作っているんです。
だから栄養もたくさん必要なんですよね。
もし大人がこのスピードの成長を体感したなら全身に激痛が走るでしょう。
ちなみに私は小学校1年生から6年生まで毎年10cm身長が伸びていました。
関節が痛いのは当たり前ですが、特にカカトが尋常じゃなく痛かったのが思い出です笑 カカトにちょっとでも衝撃があるとうずくまっていたのを思い出します(((汗
このように1歳は生涯で最も体の成長率が高いので尋常ではないくらい細胞の活動が活発です。
そのため基礎体温も大人よりも高く、生涯で代謝が1番高い時期になるんです。
【余談】体温と代謝の関係
余談ですが 基礎体温が高いというのは基礎代謝が高いというのと直結します。
女性の場合は月経前に基礎体温が高くなりますよね?
実はその時も代謝が上がってるんです。
他にも、熱が出た時は体温が上がりますよね?
あれも体内のウイルスや病原体に対して細胞の動きが活発になり体の代謝を上げることで対抗しているんです。
高熱が出た後のやたらと痩せた覚えはありませんか?
単に食べなかったからだけでは無く代謝も一つの原因です。
1歳から20歳までの代謝
さて、 人体は生後12ヶ月目にして生涯最高代謝を記録することになります。
ではその後はどうなっていくのでしょうか?
1歳が最高代謝ということはそういうことです。
その後代謝は毎年下がっていきます。
ではどのくらい下がっていくのか?
研究チームの結果では
『エネルギー消費量は毎年平均3%減少していく』
ということがわかりました。
毎年3%も低下していくんです。
ものすごいスピードで代謝が落ちていきますよね。
ですが問題はありません。
中学生・高校生の代謝量を想像してください。
・
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・
どうですか?
恐らく想像した全員が代謝が高いと想像しませんでしたか?
そうです 中高生も恐ろしい程に代謝が高いです笑
それでも1歳と比べると数えて毎年3%代謝が落ちた状態なんです。
赤ちゃんの代謝の高さがわかりますよね。
ここまで代謝がさがり続けるとお伝えしてきましたが安心してください。
記事の冒頭でも説明した通り20歳から60歳までは代謝が変わらず安定します。
毎年3%落ちていた代謝も20歳で一旦落ち着きます。
そこから60歳までは代謝は目立って落ちることはなく安定するんです。
ですが注意が必要です。
あくまで健康に生活していることが必要です。
代謝が落ちる原因
20歳から60歳まで代謝は安定しているとはいえ、 生活習慣によって代謝能力は変わってしまします。
例えば
毎日飲酒をしている
タバコを吸っている
睡眠時間が6時間未満である
暴飲暴食をしている
極端なダイエットをした
などなど
代謝は自身の日常生活によって後天的に落ちてしまうんです。
いくら人体の機能として代謝が安定していようとも、それを壊しにかかれば代謝は維持できませんよね。
某芸人が絶対に壊れない椅子を壊してしまったように、、、笑
60歳以降の代謝の変化について
ここまでは1歳から60歳までの代謝能力について説明してきました。
代謝は1歳で最高値に到達し、以降は代謝能力が毎年3%低下していきます。
そして、低下していた代謝も20歳で一旦落ち着きその後60歳まで安定しているということがわかりました。
では60歳以降の代謝能力はどうなっていくのか?
気になりますよね?
60歳以降はそれまで安定していた代謝能力が再び低下し始めます。
ですが、
研究チームの結果によると 60歳以降の代謝の低下率は毎年約0.7%となっており、1歳から20歳の時と比較するとかなりゆっくり衰えていくようです。
毎年3%減少していた時と比べたら毎年0.7%なので極端に気にする必要はないくらいの減少ですね。
そして90歳になる頃には60歳の時の代謝と比べると体の大きさから想定される代謝のよりも約25%ほど低下しています。
90歳になって
「代謝が落ちたな〜」
と考える人はいないとは言い切れませんがそのくらい元気でいたいですね笑
代謝の低下に男女の違いはない
今回の研究で判明したことが他にもあります。
それは男女差です。
代謝能力は性別が違えばその変動率も変わるんじゃないか?
と思いますよね?
ところが変動率については男女に差は見られませんでした。
つまり、変動率に男女差はないということです。
さらには妊娠中の女性も体内で子供を成長させる分エネルギーが必要だと考えられたのですが、それもなかったそうです。
元々の代謝の差はあれど、生涯の代謝の変動率は男女で同じということです。
まとめ
ここまでで20歳から60歳の間で代謝が低くなることはないということを説明しました。
そして代謝が変わらないからこそ、自身の生活習慣が代謝に直接影響してくるということです。
「最近ちょっと肉がついてきたなー」
「歳だから代謝が落ちたなー」
「若い時と比べて痩せにくくなった」
と思っている人・・・
もう歳のせいにできなくなってしまいました・・・
今の生活習慣は若い時と比べてどうですか?
同じですか?恐らく違うでしょう。
歩いたり出かけたりなどの活動量は減り、食事の質も変わっていませんか?お酒の量は? いま上げたこと以外にも様々な心当たりはありませんか?
ですが、冒頭でも説明した通り生活習慣を見直せば若い時と同じ代謝になるということです。
まだまだ諦めるには早いですよね。 今からでも遅くありません。
生活を整えて変わることができます。
やるかやらないかなんです。
今からでも綺麗になれる・格好良くなれるんですからやらない手はないですよね。
やりましょう。変わりましょう。
あとがき
最後まで読んでいただいた方 貴重なお時間を使っていただきありがとうございます。
私は体脂肪で悩んでいる人を少しでも減らし、過剰な情報に惑わされず正しい知識を得ていただく為に配信しています。
体脂肪の悩みは人それぞれです。
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