54歳にして、30年ぶりにバイクに乗る
昨年、バイク番組の吹替翻訳を担当して以来、「バイク乗りたいなあ~」という気持ちが再燃しておりました。
実は20歳ぐらいの時にバイクの免許を取って2~3年乗っていたのですが、就職してから乗る機会がなくなって手放してしまったんです。
5~6年前にもふと、「またバイク乗りたいな」と思ってましたが、まだ息子も小学生だし、「無理だろうな~」とあきらめていました。
ところが今年に入って夫が突然、「バイクの免許を取る!」と言い出しました。なんでも、昔から興味はあったようで、去年大病したことをきっかけに、「1度きりの人生、やりたいことやろう!」と決意した様子。
「定年後の趣味にするつもりなのかな」と思っていたら、あれよあれよという間に春には本当に免許を取得。そして先日、バイクを購入しました。上の写真のホンダ レブル250です。(HONDAの公式サイトからお借りしました。)
夫がどのバイクを買おうか下見に行くときに一緒に行って、ショップでまたがらせてもらったところ「乗りやすい!」。昔乗っていたCBR250より足つきもいいし車体も軽くて一目ぼれしました。「これいいよ!」と、夫に激押ししてレブル君に決めました。
こうなったらもう、乗らない手はないだろう!と鼻息を荒くしましたが、なんせ最後にバイクを運転したのはもう30年前…。
あまりにも不安すぎるので、ペーパーライダー講習というものに行ってみました。
30年ぶりにまたがるバイクはデカイ!そして重い!教習所のバイクは400ccなのでまあ、当然重いんですが、「これ本当に乗れるのか?!」とイッキに不安になりました。
最初は、どうやってスタートするかすら忘れていて、しかもうまくバランスがとれずに半クラッチでヨロヨロと走りだしました。緊張でのどはカラカラ。人間てビックリするぐらい昔の経験をきれいに忘れるものなんですね…。
しかし、教官のマンツーマンでの親切丁寧な指導のおかげで、2時間走っていたらだいぶ感覚を取り戻してきました。教官が「自転車と同じで、そのうち乗り方思い出しますよ!」と励ましてくれたとおり、意外に体が覚えてる!そして楽しい!なんだか20歳のころのヤングな気持ちを取り戻した気分です。
とはいえ、坂道発進でまったく前に進まず、「ブイーン!」と暴走族なみにアクセルをふかしてみたり、コース内の信号待ちでバランスをくずして倒れそうになるというポンコツぶり。そして気持ちは20歳に戻っても、なにしろ体が54歳なので、緊張でガチガチだったせいか教習後の肩こりがすごい。それでもやっぱり楽しい!
「バイクで海とか山とかいきたいな!」と夢が膨らみます。とはいっても、現在、受験勉強真っ最中の息子を前に浮かれるわけにもいかないので、とりあえず息子の受験が終わるまでは近場で練習して、来年は本格的なツーリングとか行きたいですね~。新しい世界の扉を開いたようでワクワクします。