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毛ましいは共に……「舞台『宇宙戦艦ティラミス』」~感想日記~
「舞台『宇宙戦艦ティラミス』」
あらすじ(ネタバレ)
独立要塞メトゥースに対抗する宇宙戦艦ティラミスのエースパイロット、スバル・イチノセはティラミスのメンバーたちに馴染めず、安心して過ごせるのはコックピットの中だけであった。そんな彼はある日、ティラミスに潜入していた兄イスズ・イチノセと再会し、ティラミスでの自身の扱いに不満を抱いていたこともあり兄と共にメトゥーサを訪れる。そこで「ユニバース感覚をさらに研ぎ澄ますため」と謎の液体に入るよう促されるが、それはスバルのDNAを解析し彼のコピーをつくるためのメトゥースの計画であった。イスズは大衆に向けスバルを弟として紹介し、指切りげんまんで運命を共にすることを誓い合う。しかし、コックピット依存症が発症したスバルはティラミスへ帰ってしまい、ちょうどその頃には彼のコピーであるスバルBが完成したのであった。
スバルがティラミスへ帰ると新人ロボットの歓迎会が行われていた。この新人ロボットがティラミスのビラを全て燃やしているところを目撃したスバルは濡れ衣を着せられ「精神と反省の部屋」へ入れられてしまうが、これはティラミスの船員マーティンの仕業であった。実はマーティンはメトゥースのスパイであり、この間にメトゥースがティラミスに攻撃に向かい始めていた。そのことに気付いたヴォルガ―中尉がスバルのもとへ表れ状況を説明する。急ぎ出撃へ向かうスバルであったが、愛機デュランダルの設定が間に合わない。そこへ、スバルが親しくしていた陰毛が表れ自らの命と引き換えに設定を完了させる。陰毛の思いを受け継ぎ決意を新たにしたスバルはスバルBとの決戦に勝利、イスズとの一騎打ちは宇宙で拾った犬のチビが表れたことで回避された。スバルとの会話でメトゥースの一部の人間が陰謀を抱いていたことを知るイスズ。ティラミスに向けて発射されたミサイルを避けるため兄弟二人で自転車のペダルを漕ぎ衝突を避けることに成功。惑星にぶつかりそうになり走馬灯を見る兄弟であったが、イスズに”はりせんぼん”の代金を徴収しに来ていた宅配員の宇宙船で無事帰還を果たしたのであった。
感想
いやあの、あらすじ書くのに陰毛を登場させないわけにはいかない筋書ってどういうことですか。あらすじに関係のないサイドストーリーがいくつもあったんですが、陰毛のストーリー抜きにはメインストーリーを語れず。キーパーソンが陰毛って、どういうことですか(二回目)。めちゃくちゃ面白いし宇宙猫になります。そして私はなんで泣いてんだ?
7人の役者さんたちが一人何役もこなしていて、それが笑いの一部にもなりトリックの一つにもなっていたとは、面白い―――!最後の最後で兄弟たちを救った宅配員が兄弟を貶めようとしていた彼と同じ俳優さんだったのは「因果の回収」という読み方もでき、こういうメタな楽しみ方もあるのか!と。井上さんのストーリーと陰毛のストーリーも繋がっているんでしょうか。井上さんのストーリー泣けた。彼が夢を叶える姿を必ず見届けなければ!
兄弟二人が走馬灯を見て共に幼少期の思い出の数々を口走る場面、号泣必須~~~~~(泣)あれは舞台でないと得られない感動な気がします。ドラマやアニメじゃあ同じことにはならないよなあ。
とにかく毎秒自由すぎてめちゃくちゃ笑いました。磯貝さんLOVE。