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環境写真コンテスト: この惑星の目を見張る写真
15 年前から毎年開催されている <環境写真コンテスト・EPOTY>の昨年度受賞作品には目を見張るものがあります:
下の画像は、海岸線にそってスリランカへと移動する、何一つさえぎるものなきフラミンゴの群れ。
マンナール湾の浅瀬上空に飛ばしたドローンから撮った。
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オオフラミンゴは藻類ゆたかな黒く濁った浅瀬の水を飲み、エビを食べながら移動するが、かつて豊富にあった餌は人間が侵入してきてから急減した。
ここ数年でフラミンゴは徐々に減っているので、昨年大量に到着したことは嬉しい驚きだった。
カスピ海~イラン北部のミアンカレ半島では、水不足とさまざまな毒素による汚染が原因で、2019~2021にかけて何千羽ものフラミンゴが湿地帯で死亡した。
下の写真は死がいを回収して拡散を防ぐ環境保護団体の取り組みを示している。
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しかし、幸い翌 2021~2022 年には群れが戻ってきた!
フラミンゴの群れは10 月初めから 3 月末まで湿地帯にいて、その後に移動するので、1 年のうちほぼ6 か月間は撮影することができる。
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ところで、極度の気温と悪天候を乗り切るためには、創造的でなくてはならない。
2012 年にバングラディッシュ北部に建設された、地下にあるユニークな施設。周囲や部屋を涼しくするために小さな池と木々があり、屋根は緑の芝生で覆われている。これの建築家はスイスの有名な建築賞を受賞した。
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サイクロンがインド西部の街を襲った後、夜遅くに送電線を修理する電気技師たち
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インド西ベンガル州、地元の村人たちが市場で売る花を集めている。家の装飾や野菜カレーに使われるこの赤い花は、湿った季節風がもたらす新鮮な水がないと咲かないので、野生の花はインドではまれだ。
けれどもここ数年は適度に雨が降って水域が回復しているため、モンスーンの間に赤い睡蓮が見られる。自然がゆっくりと回復しているという証拠の花でもある。
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