社交ダンス2021年
今年は年明け早々に、老舗のダンス用品店「チャコット」が社交ダンスから完全に撤退するとのニュースが流れました。
いくつかの店舗でバレエやベリーダンス用品等の取り扱いは残すが、渋谷のダンス館を始め全国6つの直営店や百貨店内ショップを閉店。
まさか、社交ダンスから完全に撤退するとは。
店じまいセールに便乗して、私と友だちはドレスや衣装を半額以下で買っちゃいましたけどね~もう着る機会ないかもしれないのに。
ダンスのイベントがこうも軒並み中止になると、ダンスパーティーでドレスやデモ用コスプレ衣装を着れた頃がありがたく思えます。
ましてや、プロの方々にとってはそうでしょう。一着のドレスが出来上がるまでには様々なストーリーがあったようです。
下は、全日本ファイナリストとして世界でも活躍していた遠山恵美選手とリーダーさんです。
2年前に作ったバタークリーム色のドレスは試合ではややもすれば地味になりかねないが「日本人だから」という既成概念にはまらない女性、恵美さんは、厚みのあるボディと高い身長で華やかに着こなしました。
国内外の試合を勝ちに行くためのドレス。
胸からお尻のボディラインを見せるシンプルなデザインは彼女の好みだそうで、スカートの全面に「プリーツ」、ボディには最高級スワロフスキーを存分に付けました。
このドレスを作ったのはイギリス生まれ30歳のアーリア人デザイナーで、彼女の座右の銘は:Life is too short to wear boring clothes.
「人生は退屈な服を着るには短すぎる」のだそうです・・なるほど。
ところで、別の老舗「タカダンス」は、オンライン販売を中心にこの夏「学生&30歳以下ダンサー応援キャンペーン」をやっています。
今までに廃業に追い込まれたダンス教室や社交ダンスを辞めた人たちは少なくありません。
私が通うダンス教室は去年の春から休業同然だったが、とうとう先月閉じました。残念です。
今後の社交ダンス界の復活は、学連を中心とする若いダンサーたちに負うところが大きいかもしれないな。
社交ダンスの上手い甥御さんがいる女性から先日動画を見せてもらって、そう思いました。
彼のキレッキレの踊りと試合会場の仲間たちから、元気をもらえそうです。
動画以外の写真はすべて「おどりびより」さんからお借りしました:https://odoribiyori.com/news/