
3つの好きな映画|アメリカから見た9.11篇
9.11からはや20年。
ベトナム戦争は歴史の教科書の中の話で、湾岸戦争は小学校の時だったので、TVゲームみたい、という微かな記憶しか残ってない。
対して9.11は遠い国のことではあるけれど、リアルタイムで体験した出来事。だけど学生だった当時、TVで映し出される映像を見た瞬間の感想は、映画みたい、という呑気なものだったような。。
テロなんて言葉も、当時はそこまで身近ではなかったので、操縦ミスによる飛行機事故かな?と。
そう思っていた矢先に、2つめの飛行機もWTCに衝突。
それを見てもう訳がわからなくなり、そこから先の記憶は定かでない。何を見て何を思っていたか、今となってはもうわからない。
今思えば、刻々と変化する状況に対して、何を思って何を感じたか、些細なことでも記しておけばよかったなぁと、少し後悔。。
星座ロジック
建築家の谷尻さんが命名した造語なんだけど、いい言葉だなぁと。
星は、ひとつひとつには意味がないけれど、つなげることで意味をもたせることできて、星座になります。
僕は、それ単体ではあまり意味のないものも、メモに書き留めておくんです。そうすると、ある時ふと線でつながって、独自の意味を持ち始めるのです。
大切なのは、意味のないものもストックしておくこと。
蓄積しておかないと意味が生まれないし、意味あるものばかりでは、いいアイデアは生まれない。
名付けて「星座ロジック」
noteもある意味「星座」のようなもので、ひとつひとつはあまり意味のない「星」かもしれないけど、継続して書き続ければ、いつかふとした瞬間に「星座」になってくれるはず、、、
アメリカから見た9.11
9.11以降、タリバン政権打倒を目的にアフガニスタン侵攻、そして大量破壊兵器保持を理由にイラク侵攻と続き、2011年にビン・ラディン殺害により歴史的な区切りを迎える。
もちろん、ISとの戦いなど本当の終わりはまったく見えないんだけど、、
と、いうことで「アメリカからみた9.11」を扱う映画を3本。2011年の歴史的な区切りから間髪入れずに、つくられた3本の映画。
現実に何が起こり、何を思い、何を感じたか。
記憶が新鮮なうちに映画をつくってしまえるところが、アメリカのすごいところ。
もちろん、モノゴトはできるだけ多面的に見たほうがいいので、今回はあくまでもアメリカから見た視点の映画、ということは忘れずに。。
ゼロ・ダーク・サーティ/2012
2011年5月2日に実行された、ビン・ラディン殺害にいたる経緯を描いた映画。実話を元にしたフィクションで、翌年の2012年に公開というスピート感。
ビン・ラディン殺害に関する情報は国家機密なので、どこまで真実で、どこからフィクションなのかはよくわからない。でも、圧倒的なリアリティで脳内に訴えかけてくる映像は、監督の力量かと。
登場人物のモデルが誰なのかは、いろいろいわれているけど、国家機密の公開は2061年。それまで真実はお預け。
でも、2061年にしっかり公開するところがアメリカのすごいところでもある。
ローン・サバイバー/2013
アフガニスタンにおけるタリバン指導者暗殺作戦の映画。
アメリカ海軍の特殊部隊ネイビーシールズ史上、最大の悲劇と言われるレッド・ウィング作戦に参加し、唯一生還した兵士の回顧録が原作。
極限状況下の戦場の真実をリアルに描く作品で、日本に入ってくるニュースでは全く伝わらない、リアルな映像に目が離せない。
アメリカン・スナイパー/2014
伝説的スナイパーの半生を描いた、衝撃の実話。
原作はイラク戦争に4度従軍したクリス・カイルが著した自伝『ネイビー・シールズ最強の狙撃手』
現地の出来事だけでなく、帰還兵やPTSDを患う退役軍人の苦悩についても触れられる。
この戦争は正しかったのか、間違っていたのか。
見終わった後に、いろいろ考えさせられる映画は、やっぱりいい映画だと思う。