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「好きだよ」に込めるもの
先日、担任をしていた頃に書いていた学級通信を発見しました。
周りの先生方から"愛情たっぷり通信"と呼ばれていた通信たちを見返していくと、そこには、ものすごい量の「好きだよ」が登場していました。
「大好きなきみたちへ」
「きみたちと過ごす時間が好き」
「幸せな時間でした」
「きみたちは私の、自慢の子」
こんなに書いて恥ずかしくないんかい!と思うほど、いろんな表現で「好きだよ」が登場していて。
(恥ずかしいか恥ずかしくないかでいうと、普通に恥ずかしい)
この“好き好き攻撃”、学級通信だけではなく、日常のあちこちで実行していたので、子どもたちからは「先生って本当ウチらのこと好きよね」と言われたりもしていました。
でもね、これ
当時の私は、意図的に打っていたんです。
好きなのは、もちろんウソじゃない。
でも、好き好き言ってたのには、意図がある。
私は常々、学校は子どもたちみんなが
「ここに居ていいんだ」って
「大切な存在だと思われてるんだ」って
実感できる場所であってほしいと考えています。
でも、こちらがいくら大切な存在だと思っていても、それが上手く伝わらないことってたくさんありますよね。
それも、あなたにこそ伝わってほしいんだよ!と思うような子にほど、上手く伝わらなかったりして…。悔しい思いもたくさんしてきました。
どうやったらもっとたくさんの子どもに
「あなたは大切だ」って伝わるのか。
考えた末に私が辿り着いた結論は
ものすごくシンプルなものでした。
それは
"大切"を出し惜しみしないこと。
授業でも、クラスでも、行事でも、休憩時間でも。
声でも、文字でも、何でも。
あらゆる機会に、あらゆる方法を使って
"大切"を伝え続けること。
その中の1つが「好き」だらけの学級通信でした
この世のすべてが嫌になって
もう何もかも捨ててしまいたいって
もうこのまま消えてしまいたいって
そんな風に思ったとき
最後に人をつなぎとめるのは
結局、人なんだと私は思うから。
もうダメだと思ったとき
ふと、誰かの顔が浮かんだなら
あの人なら分かってくれるかもと
思ってくれたなら
とりあえず、あの人に話してみようかなと
考えてくれたなら
そんな相手が
世界に1人でもいてくれたなら
それは、誰かの心を
そっと救うんじゃないかと私は思うから。
だから私は、今でも伝える。
「自分なんて嫌いなんだ」「いなくていいんだ」って思ってしまう子にほど、よく伝える。
たとえ、あなたがあなたを好きじゃなくても
私はあなたが好きだよ
そんなことを伝えたからって、私に大切だと言われたからって、何の足しにもならないのかもしれない。
それでも、お守りのつもりで、この言葉が、この子の心を守ってくれることを願って、一縷の望みをかけて、伝える。
大切な人には、大切だと伝えてほしい。
あなたの居場所はここにあるって、伝えてほしい。
子どもの頭の中に
1人でも多くの大人の顔が浮かびますように。
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