屍臭を放つ毒花、それが圧倒的に生であること

ラフレシアいつか見られなかった雪さえ
踵で踏み壊してしまうよ
瞬きするより甘い夢のなかで
腐っていくちいさな愛をみていた
善意や好意が内包した禱りも
爛れたほうがほんとうだった
ラフレシアいつか見られなかった夢まで
突き放しては殺した
その中に取り込んでしまうのに
美しくはいられなかった痛みは
いつも醜さと対立した
それさえ僕自身ですらあったから
君は僕そのものだとずっと本当に思ってた
臭い立つのは憧れた生で
いつか生まれてしまった所為で
等身大は変容して
はじめからなかったそれは
軈て大それて肥大していく
それだって方法論のひとつだったのに
今はもう咲いた
集る大人たち踏み壊して
横たわる豊かな巨身よ
もう憤ることも泣くこともない
受け入れてしまった純朴に縋りついて犯す肌もただあるがまま

遠ざけられるため身につけた臭気に
毒はあったのかしらなくて
引き寄せられては萎えていく期待の周期まで
間隔に置き換えて貶た

ラフレシア自由にならない言葉は
時と心の現身
裸身を自ら投げ出して
僕を葬って?
頬張った来てしまった春さえ
徐ろ絞め殺した憂鬱
最低の中でだけ生きていられたから
ラフレシアお前は
そのまま春になって
ラフレシア

ラフレシア
死んでいく
そのために生きていく
おまえほどおぞましい真の美をしらない

ラフレシア

ラフレシア──
寝ていたら架空の音楽と共に何故かその花のことが思われて、リハビリで書きました
独自すぎる生態で存在するそれが、悲しいほど美しいのは何故だろう
それを他でないラフレシアに想うというのはどんな心象が影響しているのだろう
GRAPEVINEみたいな歌でした
音楽を書き残す才能がないぃ笑
高音部外しちゃってるけど誰か歌にしてくれるネ申いませんんか笑?いないか笑

花は花としてただ横たわる

今日はどんな一日
明日はどんな一日

地獄を介してしか行けない天樂も
今は夢の中

もっと暗い感じの絵にしたかったze

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