『いつかわかる日のために』
大きな渦のなかで隆起したそのひと山について
私は黙考し手放す
いつかわかる日のために
今は日々を和らぐだけ
初夏の日差しがこの胸に落ちかかる前に
あなたの名前が頭の中に響くその日に。
死にたさは捨てましたか?
じゃあ随分軽くなったでしょう
ふわふわすかすか掠めていく真相と言う名のスポンジケーキのために その雨に
孤独でなくなった私は少し寂しくて打たれて眠る
そうでしたか?
じゃあ随分軽くなったでしょう
この日常は友愛のスナック菓子
ポッケの中から出てくるコインで
あなたの秘密