難しい音楽理論はスルーしてマイナー調をキーワードで表すと、暗い、悲しい、哀愁、憂い、抒情、渋いなどが浮かんできますね。ブルース、ブルースロック、フォーク、歌謡曲、北欧エレキ・インストなどがマイナー調の代表的音楽ジャンルです。
意外なことに戦前の軍国主義の時代、戦意高揚を目的に量産された軍歌も有名な曲はそのほとんどがマイナー調なのに驚かされます。
日本人は昔からマイナー調が大好きと言われていますが、マイナー調が好きなのは別に日本人だけの専売特許ではなく、ビートルズやキンクス、ローリング・ストーンズ、ディープ・パープル、ドアーズ、ビーチボーイズ、レッド・ツェッペリンなど有名なロックバンドのヒット曲も実は大半がマイナー調の曲なのです。
前置きはこのくらいにして、これから、洋邦問わずマイナー調でメロディアスな名曲を集めて聴いて行きたいと思います。ただし、年代的な守備範囲は1950年代から1980年代中心で、最近の曲は一部を除いてほぼ範囲外なので悪しからず。
第一回は、ブルースロックの名曲を集めてみました。
ローリング・ストーンズ『down the road apiece』
ビートルズ『ヤー・ブルース』
ダーティ・マック『ヤー・ブルース』
アル・クーパー『As The Years Go Passing By』
ブルース・プロジェクト『泣かずにいられない』
ポール・バターフィールド・ブルース・バンド『絶望の人生』
ポール・バターフィールド・ブルース・バンド『ワークソング』
チキンシャック『Revelation』
フリートウッド・マック『ホームワーク』
フリートウッド・マック『Like It This Way 』
ジョニー・ウィンター『Mojo Boogie』
ZZ Top 『Just Got Back From Baby's』
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