燃え尽き症候群について
こんにちは、たかひとです。
モチベーションの高い人間が、ある日を境にモチベーションを失って呆然としてしまうという、燃え尽き症候群。
吃音で馬鹿にされた負のエネルギーをモチベーションの源泉として、第一志望の高校に合格した私は、入学時すでに燃え尽きていました。
自分を見失っていた、と言っていいかもしれません。
当時を振り返る意味もあって、燃え尽き症候群について考察してみました。
燃え尽きる人は、勝つことが全てというように価値基準が一色に染まっている。
善悪がはっきりしていて、価値に敏感で優れていなければ価値がないと思っている、などの特徴があります。
でも一番しっくりきたのは、次の表現でした。
燃え尽き症候群になるような人を見ていると、何かを証明しようとしている印象を強く受ける。
これ、まさに昔の私。
吃音だろうが、俺はダメじゃないんだ、ということを証明してみせたかったんですね。
受験勉強、スポーツともに活動の中に何か楽しみや遊びの部分を見い出すということができず、証明のために急かされる感じでした。
若い頃は自己顕示欲が強くなりがちだから、評価が欲しいという気持ち自体は普通だと思いますが、そうしないではいられないという焦燥感は、燃え尽きにつながる危険性充分。
ここで、感情的な自分と理性的な自分がいると想定します。
理性的な自分が、辞めたいとか他のことをやりたいという感情的な自分を追い立てている感じですね。
ただ、感情は気まぐれな面があります。
明日になったらどう感情が変化しているかもわからない。
まだ、感情面から「いやだ」というフィードバックが返ってくる段階なら、方向転換すれば何とかなるでしょう。
本当に自分を動かしているのは感情だから、それが完全に沈黙してしまったとき、そのとき人は燃え尽きてしまうと思いました。
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