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短所はひっくり返して考える
こんにちは、たかひとです。
吃音は、短所としての認識しかありませんでした。
様々な経験を重ねていく内に、自然消滅していきましたが、意志の力で何とかしようと思っているときは、欠点が埋まっていく感じが全然しなかったものです。
同級生たちの輪の中に入りたい一心で、無理に自分を合わせてしまう、自分の意見があっても周りを意識し過ぎて主張ができない、といった感じでした。
でも、ずっとその状態が続くのはストレスだったのでしょう、突然自分の考えを声高に話すこともありました。
感情が乗っているときは、不思議とスムーズにしゃべれたりして。
また、上手く話せない欠点を補うために、何か特別な能力を身につけなくてはならない、などと考えが極端に走る傾向がありました。
ところで、短所を直すことより長所を伸ばすことが大事、と言われたりしますよね。
それにプラスして、上手く短所を使うことにもっと留意したかった、と改めて思っています。
上手く自分を表現できないのなら、周りに合わせるのではなく、自分の内面を見つめる、内省にエネルギーを注ぐ。
話すまで時間がかかるのは、それだけ思慮深さに重きを置くのも可能だと考えます。
吃音がらみの自意識過剰は、年とともになくなっていきましたし、他人のことを考えすぎるというマイナス傾向は、介護業務においては、むしろプラスに働いています。
あと、外国人と一緒に働いて思うのですが、日本では自分自身に厳しくレッテルを貼る傾向がありますよね。
勝手に編集したり、バイアスをかけて、自分で自分を苦しくしてしまう。
どうせバイアスをかけるなら、自分に優しくなるようにかけてもいいんじゃないか、と思った次第です。