過去を終わらせにいく
こんにちは、たかひとです。
「余命半年だと言われたら」という記事を読みました。
その人は、これまでの人生でやり残したことを「やりきり」にいく、とのこと。
新たなことを始めるのではなく、伝えたくても伝えていなかったことを言いに行ったり、なかなか会えなかった人に会いに行ったりするとのことでした。
つまり、自分が放っておいたこと、気になっていたこと、後悔していることを半年かけてやっていくということです。
子どもの頃に受けた傷も含め、「終わらせていないこと」が今に与える影響は思いのほか大きい、とも言っていましたね。
人は「あのときにフタをした何か」をずっとどこかで気にして生きている。
だから、「終わらせよう」と意識して過ごすようになったとのことでした。
ただ、その当時はフタをしなければ精神的に生きていけなかった、という事情があると思います。
時間が癒してくれる要素は大きいので、当時はいわばマインドコントロールにかかっていた感じかもしれない。
そういえば、マインドコントロールから抜け出す術は、自分でマインドコントロールされていたことを認識するだけに留まらず、「あれはあれで良かったんだ」と受け入れること、らしいです。
私は、話すことに関して、マインドコントロールを受けていたわけですが、自分にとって辛かったこと、思い出したくないことですら、「あれはあれで自分の人生には意味があったのだ」と解釈することが必要なんだと。
これもある意味、過去を終わらせにいく行為と言えるでしょう。
起こった出来事は同じでも、自分がする解釈、自分がつける意味によって、物事の見え方やあり様が変わることは多いので。