2023東大物理対策シリーズ 入試直前アドバイス
2023年度東大入試(物理)に立ち向かう受験生の皆さま、こんにちは。
2023年2月24日(金曜日)、本日も私との楽しい触れ合いのお時間がやってまいりました。
いよいよ明日は待ちに待った東大入試本番です。そこで今回は「入試直前アドバイス」と称しまして最後に皆さまにお伝えしておきたいことを書き連ねていくスペシャル回といたします。
この1年間、1日たりも途切れることのなかった私との楽しい触れ合いのお時間もこれが最後となります。
出会いがあれば別れもあります。最後は笑顔😊でお別れしましょう。
【この1年間本当にお疲れさまでした】
3年目となる今年度のnoteオンライン指導(通称:mitty note)は
①「物理難系シリーズ」
➁「東大物理過去問演習シリーズ」
③「東大物理対策シリーズ」
(+おまけとして「東大国語漢字対策シリーズ」)
の3本立て(4本立て)として毎日記事をお届けしてきました。
これらのシリーズを通して私のお伝えしたいことは全てお伝えできました。
以下の指定参考書5冊
①『物理教室(四訂版)』
②『新・物理入門』
③『新・物理入門 問題演習』
④『理論物理への道標(上)』
⑤『理論物理への道標(下)』
とともにシリーズを最後まで駆け抜けてこられた皆さま、本当にお疲れ様でした。
【東大物理は“正しい方向の難しさ”なので安心】
東大物理は確かに難しいですが、物理の本質を真正面から正々堂々と問うてくる「正しい方向の難しさ」ですので変に恐れる必要はありません。
この1年間私と一緒に厳しい基礎訓練を毎日続けてこられた皆さまであれば十分に対応できるはずです。
†本当に分かっている人†(少なくとも†お話になる人†)を達成できるはずです。
【東大受験は類稀なる人生経験】
この18+n年間(n : 0以上の整数)で培った知識教養の全てを天下のS欄東大様に思う存分アピールすることができます。
このような類稀なる人生経験ができるのは同世代の中でもほんの一握りです。皆さまは本当に恵まれています。
【ご両親に感謝を】
東大受験の機会に恵まれたのは皆さまの努力はもちろんありますが、これまで支えてくださったご両親のおかげであることも忘れてはいけません。
塾や予備校に通ったりmitty noteに参加できたりしたのもご両親のご理解とご支援によるものです。
おうちを出る前に感謝の気持ちを伝えてから試験会場へと向かいましょう。
【マインドの重要性】
不思議なことに人生は何事も「思った」とおりになります。
「受かるわ!」と思ったら普通に受かってしまいますし、「落ちるかも...」と思ったら普通に落ちてしまいます。
皆さまはできる子やれる子天気の子です。常にポジティブマインドでいきましょう。
【神さまへのお願いの仕方】
・直前でやった所が出ますように →❌🙅❌
・合格できますように →❌🙅❌
・実力を全て出し切れますように →🙆♂️
・実力を正しく反映した結果となりますように →🙆♂️
【答案作成について】
答えに確信が持てず書くか書かないかで迷った場合は必ず書いてきましょう。やらない後悔よりもやる後悔、コレ人生の鉄則です。
※ 白紙は評価対象外ですが何か書かれていれば評価対象になりえます。
東大物理の答案作成のヒント
① 何をどこまで書くか
東大物理は記述式ではありますが「途中の計算や考え方も示せ」との指示がない限りは答えさえ合っていれば配点の満点が頂けますので書きすぎる必要はありません。「物理法則名、式、答え」を書けばコト足ります。途中の計算式をゴチャゴチャと書く必要はありません。
<ポイント>
✅ 答えさえ合っていれば配点の満点が頂ける
✅ 答えが間違っていた場合は考え方も配慮される
🌟 答えに絶対的自信があれば答えのみ書けばいいですが、そうでない場合は「物理法則名、式、答え」の3点セットを書くことをおすすめします。
➁ 自分でおいた文字の定義について
自分で文字をおく場合はおいた文字の定義を記載するのが理想ですが、常識的な範囲内であればそんなの見れば分かるので、わざわざ答案に書く必要はありません。
自分でおいた文字の定義の記載がないからといって減点されることはありませんので (∵そんなことをしていては採点の公平性が担保できない。※先生に直接確認済みです)、心配する必要はありません。
③ 問題設定が不明瞭で解釈に迷いがある場合の対処法
最近はこのようなケースは影を潜めていますが、一昔前はよくありました。例えば、速度の正の向き、電流の正の向き、誘導起電力の正の向きの設定が不明瞭または定義されていないなどはよくありました。
万一このような場合に遭遇したならば各自で適切に解釈しあるいは定義し、答案にその旨を記載した上で解答してしまえばいいです。
それでこそ記述式の意味があります。
採点者はものすごく頭のいい人間です(∵ 物理学者)。理不尽なことはいたしませんのでどうぞご安心ください。
④ 読める字を書く
きれいな文字である必要はありませんが、せめて判読可能な文字で記載するのが採点者へのお気遣いです。
駒場での採点業務から本郷の研究室に戻ってこられた先生が開口一番、
「読めない字を書く人があまりにも多くて解読するのに苦労したわ…」
と嘆いておられたことが今でも忘れません。
先生のお嘆き、私も分かります。
私は東大理物の大学院生(博士課程)のときにTA(ティーチング アシスタント)として東大理物の学部生の試験答案の採点をしたことがあります。
そのときの感想を一言でいえば
「コレ、まじで読めんわ。 お願いだから読める文字を書いてよ!」
です。
皆さまご承知の通り、東大理物には天才肌の人が集結します。天才肌の人ほどミミズの這ったような宇宙文字を書く傾向にあります。
※ 個人の感想です。
⑤ 答案に「点数くださいおながいします」等のメッセージを書かない!
そのようなメッセージが書いてある答案(専門用語で「特定答案」と言います)は事故答案扱いとして無効(0点)となります。
採点では不正を防止するために受験生の氏名や受験番号が見えない状態で採点をすることになります。ですが、もし採点者と特定受験生との間で「答案を特定するための記号(例えば答案の右上に❤️マークをつけておく等)」をあらかじめ定めておけば、採点者は採点時に特定受験生の答案を特定することができて不正採点をすることができてしまいます。
これを仕組み的に防止するために「関係のない文字、記号、符号などを書かないこと」としているのです。
🌟 問題冊子の表紙の注意事項に「関係のない文字、記号、符号などを書かないこと」と書いてあります。
【普段と違うことをしない】
入試本番で普段と違うことをすると意外な所で足元をすくわれます。
本番では普段の練習以上のものは出ません。思考の流れを止めるような普段と違うことはしないほうがいいです。
【皆さまならやれます!】
皆さまが実力を全て出し切ってこられることを心から願っています。
合格発表3月10日をこれまでの人生の中で最高の晴れ舞台にしましょう!🎉
それでは寂しいけれどこのあたりでお別れです。
この1年間お付き合い頂きまして誠にありがとうございました。
2023/02/24
mitty
【mitty noteご利用の皆さまへ最後のお願い】
ご存じのようにmitty noteは皆さまの口コミで成り立っております。
大手予備校等とは違って弱小個人事業主の私には広告宣伝費は出せません。
皆さまの口コミが全てです。
私は3年前の2020年にこちらの業界に転身しました。
全くの無名だった私が現在では東大受験の物理界隈においてある程度の認知を得ることが出来たのは口コミによるものが大きいです。
東大物理満点合格者や東大理三合格者の口コミで私(とmitty note)の存在が一気に知れ渡るようになりました。SNS上だけでなく直接的な友人紹介もかなりあります。お問い合わせを頂く際に「口コミで来ました!」「友人紹介で来ました!」とお伝え頂ける方がかなりの数いらっしゃることからもこれは明らかです。本当にありがたいことです。
そこでお願いです。
皆さまが今春晴れて東大に合格され、mitty noteや私からの直接的指導が東大合格に少しでも役に立ったと思われましたら、ぜひとも口コミや友人紹介をお願いいたします。
【これからmitty noteのご利用を検討されている方へ】
「プロフィール」「よくある質問」「お仕事のご相談/ご依頼について」へのリンクを貼っておきますので参考にして頂ければ幸いです。
【2023年度のmitty noteの新連載の予告】
2023年度は「物理重問シリーズ(仮称)」を新連載予定です。(3月開始予定)
『重問』を私と一緒に解いていくオンライン講座です。
巷のオンライン指導塾等でも類似サービスはあるようですが、
・せっかくなら私と一緒に重問を解いていきたい
・重問で分からない所は私に質問して指導を受けたい
・重問の全ての問題に対する私の東大形式のオリジナル解答例をコクヨフラットファイルに綴じ込んでコレクションにしたい
という方はぜひ受講をご検討ください。
東大の理学部物理学科(理学系研究科 物理学専攻)の博士課程を修了し、研究者として物理の世界の第一線で長年活躍してきた人間と一緒に重問を解いていく経験なんて滅多にできないと思います。
これこそが他のオンライン指導塾等との最大の差別化ポイントと考えます。私だからこそできる価値提供です。
※ 3月開始予定です。
※ 従来シリーズとは異なり、物理重問シリーズは月額制としてみます。他のオンライン指導塾等と同じ土俵に乗せるためです。
※ 月額制とするためnoteメンバーシップ制度を利用する予定です。
※ 月額の指導料は他のオンライン指導塾(自学自習がメインで必要に応じて質問対応するというタイプのオンライン指導塾)と同額程度とする予定です。
質問対応だけでなく私自身も重問を解いて私のオリジナル解答例をちゃんと提示しますので、結局は何もしてくれない(ことも多い)他のオンライン指導塾等よりも充実感はあると思います。
口先だけではなく私自身も皆さまと一緒にがんばるというのがmitty noteのコンセプトです。
一緒にがんばってくれる人(しかも学生バイトではなくて本場の物理の世界の人間)がいつもそばにいてくれて、いつでも質問相談に乗ってくれる環境があれば、アノ味気ない(?)『重問』も最後まで楽しく完走🏃できますよね?
「物理重問シリーズ」の詳細な告知は後日改めて行います。
“重問を一緒に解いていくオンライン指導塾”をお探しの方はmitty noteも選択肢の一つに入れて頂ければ幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
📔 note 📔
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