【でぃぐでぃぐでぃぐらん の記録 #8】いつかこのイベントも地層の一部になる。
「でぃぐでぃぐでぃぐらん」記録班をしています。
みっつです。
2023年11月29日に開催された、 最終回のでぃぐでぃぐでぃぐらん で訪れた cluster ワールドについて振り返っていきます。
でぃぐでぃぐでぃぐらん とは?
でぃぐでぃぐでぃぐらんは、ちょっと昔の素敵なワールドに、みんなで遊びに行こう!という企画です。
▼でぃぐでぃぐでぃぐらんについては以下の記事を読んでください!
記録班からは月1回、 cluster で開催されているツアーイベントのレポートを行ってきました。
ついに最終回
これまで合計8回開催されてきた本イベントですが、今回で最終回となりました。
ご参加いただいた方、応援いただいた方、そして運営メンバーみなさまこれまでありがとうございました。
これまでのレポート記事をマガジンにしました。
よろしければ以下から振り返ってみてください。
今回もスペシャル回として、運営スタッフが過去に公開したワールドからピックアップして探訪してきました。
それではレポートに入りましょう。
VR酔い訓練ワールド
作者:Dr法月ロイ@VR酔撲滅委員会 さん
公開日:2023/4/27(木)
一つ目のワールドは、法月ロイさんによる VR酔い訓練ワールド。
その名の通りのワールドです。
物々しい雰囲気の入室地点。
これからいったいどんな目に・・・。
建物の奥の方にも、いかにも危険そうな雰囲気の空間が広がっていますが、
今回は制作者の法月ロイ先生の監修のもと「安全に」体験してまいりましたのでその内容を報告します!
参加者を痛めつけようという意図はありません。
ここはあくまで、訓練することが目的で作られた空間です。
繰り返す、これは訓練である!
はじめはコチラの部屋。
こちらの部屋の壁のテクスチャはスクロールしています。
いま自分の足は止まっているのか動いているのか。
自分はどっちから来たのか、どっちを向いているのか。
VRモードで入ったり、デスクトップモードでも一人称視点で過ごしたりすると、あっという間に感覚を失います。
遊びに行く際は、出口を見失わないように注意してください。
繰り返す、、、これは訓練である!
屋上では宙を舞う椅子に座ることができます。
コチラは本当に一瞬で酔ってしまうので気を付けてください。
繰り返す、これは訓練である!
ここまでする必要はあるのか。
まぁバーチャル世界ならパイロットにもF1レーサーにも宇宙飛行士にもなれるし、訓練しておいて損はない・・・か・・・(?)
他にも各々いくつかのスポットを巡って、
フラフラのなか、集合写真。
おそらくこれまでレポートしたワールドの中で最も、記事では伝わらないのではないかと思います・・・。
これはもはや・・・訓練ではない・・・。
お菓子の世界
作者:つゆあさぎ さん
公開日:2022/4/30(土)
二つ目のワールドはお菓子の世界。つゆあさぎさんのワールド。
お菓子の家と、大きなお菓子がたくさんある、広々とした世界です。
帰り道にフラっとケーキ屋さんに寄ってみたとき。
デパートの地下で、スイーツ売り場の一角を見つけたとき。
家族の誕生日やクリスマス。
そういう時に感じるあの甘い香りが、町中からしていたらどんなに幸せか・・・。
ここはそんな幸せの詰まった町です。
歩き回っているだけでお腹が膨れていくような、
でもやっぱりお腹がすいていくような、そんな町。
奥にはパーティーのスペースもあります。
ここでいろんな方が祝ったり祝われたりしてきたことでしょう。
でぃぐでぃぐでぃぐらん最終回の開催を祝して、ぴゅーい!
不死者「カゲキン」のお墓
作者:カゲキン/kagekin さん
公開日:2022/10/30(日)
続いてはカゲキンさんのお墓です。
「はかる」がテーマだった2022年秋のゲームジャムの投稿作品。
写真を載せるとネタバレになるので避けますが、
墓ルーレット
投げる「いえーい」と叫ぶ遺影
うんち銃
分身して乗り物となったカゲキン
ネギ
などが置いてあります。
また風のうわさでは、地下には新しいスペースを増築中とか。
みんなで混沌の中を旅しました。
脳がクラクラしてくる情報量ですね。
なにここ、VR酔い訓練ワールドですか?
このワールドが誕生したゲームジャム(48時間でワールドを作る大会)の時、
同じくソロ参加だったみっつは、いつも過ごしているワールドで、ソロ参加勢で集まってそれぞれ励まし合いながら作業をしていたのですが、
その場所にカゲキンさんもいらっしゃったのを覚えています。
まだあまり交流が無かったころで、チャットでたまに発言する人がいるな、くらいの認識だったのですが、
JAMが終わって投稿ワールド巡りをしている中でこのワールドを見つけて、
あの人無言でこのワールド作ってたのやばいな、と思った記憶があります。
今回は、でぃぐでぃぐでぃぐらん特設の一角も準備されていました。
あ○のべあカラーのぱんだ。
集合写真。
お墓にのって写真を撮っていいのはこことピラミッドだけ!
くらすた温泉 極楽の湯
作者:高千穂マサキ さん
公開日:2021/1/31(日)
でぃぐでぃぐでぃぐらん
最後のワールドは高千穂マサキさんの温泉ワールド。
clusterユーザーの中では言わずと知れた名所の一つです。
建物のそばの一角に降り立ちます。
暖かな光の漏れてくる方向に向かいましょう。
今日はマサキさんが番台として立っておられました。
ワールドの説明をしてくださいました。
湯けむりと硫黄のにおいをかいくぐってたどり着いた奥の温泉。
旅の疲れを癒します。
老若男女、魑魅魍魎。一緒にお湯に浸かります。
!?
あっ
というようなこともあるような、特別な温泉です。
疲れが吹っ飛びますね。
みんなで色々な場所を歩き回った後に入る温泉。
中高生の頃の修学旅行とか、大学生のサークル旅行とか、
そういう時のことを思い出しますね。
数十人の大勢で温泉に入ることって、実は人生でも数えるくらいしかないんだなあと思いました。
参加者のみんなにとって、今日はそんな貴重な一日になったことでしょう。
またみんなでここにきて、その時は浴衣を着てビールでも飲みながら宴会もしたいですね。
今日はイベントの締めがあるので、みんなで一緒に帰りました。
湯冷めしないように気を付けながら。
最後に
ということで、今回で8か月にわたったイベントも終了です。
名残惜しいとの声も聞かせていただき、ありがたい限りです。
実は、ワールドそのものはこうしていつでも掘り起こすことができるので、
よほどのことがない限り、忘れられることはあっても無くなってしまうことはありません。
そういう意味で言えば、その日一度きりのイベント、その時一緒にいたみんなと共有した思い出の方がよっぽど刹那的で、儚いものなのだと思います。
そんな時間のひとつとして、みんなで駆け回った「でぃぐでぃぐでぃぐらん」が、少しでも皆さんの記憶に残って欲しいと思って、
また記録として残ることで、いつか誰かがこのツアーのことを「掘り起こして」くれることを少しだけ願いながら、このようにして記事を書いてきました。
参加いただいたみなさん、楽しかったでしょうか。
新しい出会いや気づきはありましたか?
もしそうだったら嬉しいです。
レポート記事を読んでくださったみなさん、面白そうだと思ってもらえましたでしょうか。
こんな場所があるんだ、こんなイベントがあったんだ、というようなことを思ってもらえたら、書いてよかったなと思えます。
そして、これからワールドを作りつづけるみなさん。
きっとあなたは、どこかの誰かの思い出をつくっています。
こんな風にイベントとして大々的に巡ることはなくても、そこを誰かが訪れることは、誰かの感情を動かしています。
一緒にその場にいた人と何か話をするとか、
そこにあるものが、たまたま別の何かに見えるだとか、
ワールドの中にあるものをみて、昔あった些細な事を思い出すとか、
そんな小さな感情のゆらぎを、作っているのです。
そういう、どこかの誰か一人が思ったこと、心の機微のようなものを表現できたらいいなと、自分の感情に向き合いながらワールドを巡って、思ったことを少しずつ拾い集めて記事にしたためてきました。
本当に、ワールド巡りは楽しいものだなと、この8か月間で改めて思うことができました。
でぃぐでぃぐでぃぐらんに触れてくださった方が、ぜひこれからも色んなワールドを巡って、たくさんの思い出を作っていってくれることを願っています。
みっつもまた、いろんな場所を巡っていると思うので、見かけたら声をかけてください。
一緒に色んな場所へ、わたしたちだけの思い出をつくりに行きましょう!
みんなの投稿
今回も最後にXの投稿を紹介します。
たくさんのご参加ありがとうございました!