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震災から30年 神戸の記憶

4本のうち2本「She's Rain」(1993)と「劇場版神戸在住」(2015)が私の作品。
「She's Rain」は阪神淡路大震災直後に讀賣テレビで今回と同じような趣旨でオンエアされている。
その後震災から10年、20年と10年区切りでどこかで上映されて来たが、三年前、宝塚映画祭で上映した折に映写技師の人から「もうフィルムが限界ですね」と言われたのをきっかけに、デジタルリマスター版をつくった。

東映ラボ(旧東映化学)の倉庫に眠っていた16㎜ネガからスキャン、阪本善尚撮影監督がつきっきりで監修して色補正、プロデューサー補佐だった小谷晃一がデジタル修復した。

今回WOWOWでこういう企画が実現したのは、担当の方の震災前の神戸への熱い想いがあってのことだった。
リンクの番組ティーザーはその方の編集で、思い入れの深さが滲んでいて感動してしまう。

ちなみに阪急電車に乗っている染谷俊と小松千春のカットがあるが、左端の座席に座って新聞を読んでいるのは33年前、28歳の私である。

2015年の「劇場版神戸在住」もサンテレビから震災20年ということで制作を依頼された作品。震災を経験していない大学生が知る命の重さの物語である。

2015公開当時のポスター

有料放送ですが、ご覧頂けると幸いです。


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