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『限界OL海へ行く』をプレイしたけど海に行けてない

ゲームの話です。
『限界OL海へ行く』っていうゲームがあるんですけど、当然やりました。
限界OLなので。

絵がいいですよね、まず。
話もいいです。
主人公が海へ行くときのテンションの低さがよかった。
「よし、海に行ってやる!」
とかじゃなくて、なんかわからないけど海に着いた、みたいなテンション。
あと音楽もいいので、癒されます。

このゲームは会話をぼんやり眺めるかんじのゲームなので、
自分で操作してがんばるかんじではないです。
わたしはアクション操作が苦手なのでこういうゲームたすかる。
だって限界だし。

わたしは実際に限界で、ちょっとこのゲームにすがる気持ちでプレイをした。
助けてほしくて、なにかヒントになることがあるんじゃないかと思って。
そして実際、ヒントはもらえたと思う。

すこし本編に触れるのでここから先は注意

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主人公は海に行って、そこでいろんな人たちに出会う。
そして、居場所を見つけようとする。

これが物語の核だと思うのだが、最後までプレイしても主人公がその居場所を見つけられたかどうかわからない。

わたしは実は、ゲームをプレイしながらハラハラしていた。
主人公が自分の居場所を見つけちゃったらどうしよう、と。
わたしにはまだ見つけられていないのに、
主人公が先に見つけてしまったら、
わたしはまたひとりぼっちになってしまう。

そんなふうに思っていたから、
このゲームがどこまでも優しくてうれしかった。

居場所をどうやって見つけたらいいんだろう、
わたしも実際に海に行ってみたほうがいいのかなとも思ったけれど、
休みの日になると疲れて動けない。

海へ行けない。
けど、きっと海じゃなくてもいいはずだ。

居たくない場所にいても、職場にいても、どこにいても、
居場所があれば、そこを思い出せば心はすぐそこへ行ける。
そういう場所があれば少し楽になれるよ、ってことなんだと思う。

でもこれはわたしの感想だから、
プレイした人によってなにを受け取るかは違うと思う。
ちょっとでも面白そうと思ったらぜひ『限界OL海へ行く』をやってみてほしい。


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