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”芋掘り付き”ランチ


となり街の駅中で美味しいランチが食べられると知り、教えてくれたママ友と出かけた。ランチを提供しているのは、今年4月の結婚記念日に私たち夫婦で食事をした鉄板焼き屋さんだという。そのお店(本店と呼ぼう)とは別の駅中に、ランチの他、地元の和菓子屋さんの和菓子や、こだわりのドリンクを楽しめるスペースが7月に出来たばかり。本店にはない、そこでしか味わえないランチメニューだ。


シェフこだわりのカレーやハヤシという手軽なメニューもあり、それらのソースは1人前700円前後でテイクアウトすることも出来る。しかし今回私たちのお目当ては、一日10食限定の特製懐石ランチ、お値段2600円。ランチとしてはちょっとお高い。でも実際に見たら納得のお値段である。

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お弁当箱に入っていて、まず蓋の上にお品書きが置いてある。入れ物に入っているその位置にお料理名が書いてあり、わかりやすい。12種類の小鉢に、そぼろご飯。小鉢ひとつひとつにこだわりが感じられ、しかも全部美味しい。(左下の一見パスタに見えるもの、これジャガイモを細くスライスしてパスタに見たてている。麺とは違う歯応えが新鮮。)よく見ると、小鉢は同じデザインの色違い。12色の小鉢に個性的な12種類のお料理。つい先日も、お料理は器が大事だと記事に書いたばかりだが、あらためて実感した。


お腹は8分目、このまま帰るのもアリだが、やはりデザートが気になる。食後のコーヒーも飲みたい。名残り惜しくメニュー表を眺めていると気になるものを2つ発見。一つは“蜜芋ぱふぇ”、サツマイモを使ったパフェのようだ。
そしてもう一つが“そふとくりーむ(芋掘り付き)”。ソフトクリームは、鉄板焼き屋さんのデザートにも出てきた、めちゃくちゃ濃厚な絶品ソフトクリームだ。それは分かる。しかし“芋掘り”って?気になる。ママ友もその2択で迷っていたようだが、結局2人とも好奇心に抗えず、“そふとくりーむ(芋掘り付き)”と、サイフォン式コーヒーを注文した。注文の際にお店の方に、
「芋掘り付きって、何ですか?」
と尋ねると、
「あ、それは来てのお楽しみということで。」
と言われ、ですよねーっとなる。


さて、いよいよ“そふとくりーむ(芋掘り付き)”の登場。え、ソフトクリームの隣に、お皿に乗った土にまみれた小ちゃいサツマイモが3つ。

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芋掘りとは、土に見たてた砕いたクッキーと、お芋に見たてたスイートポテトを、スコップの形のスプーンとフォークでいただくという、遊び心に溢れた一品だった。

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まさに“映え”である。コーヒーも美味しかった。器やカトラリーにも、いちいちこだわりが感じられる。

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ランチとしては高額支払いになってしまったが、全然後悔してない。あんなにテンションが上がるランチ、そうそう食べられない。これが遠出ではなく生活圏内で食べられるのも良き。




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