きょうだいゲンカにイライラするー!を軽やかに乗り切る3ステップ
きょうだいがいる家庭は、避けては通れないであろう「きょうだいゲンカ」
お友達とするケンカとは違い、距離が近い分、遠慮なく、思い切りやりますよね。
家庭の中で、同じ親の元でケンカができるのはメリットもたくさんあると思うのです。
自分の感情に気付く練習、自分の感情を言葉にする練習、いろんな場面でのコミュニケーションの取り方の練習、相手には自分とは違う考えや思いがあることに気付く練習。などなど。
ですが、こう毎日、毎分きょうだいゲンカが発生すると、親としてはイライラ、ヘトヘトになりますよね。
そこで、未来の自分を助け、子どもの自立にも役立つ、きょうだいゲンカを軽やかに乗り切る3ステップを書いてみます。
幼稚園教諭時代に、園児同士のケンカの際に効果を発揮し、我が家の子育てにも効果を見せている方法です。
ステップ①
きょうだいのことは、きょうだいの中で解決できるように、まずはやりとりの仕方を教えます。
例えば。
妹「ねーママ!お兄ちゃんがおもちゃ取った!」
ママ「そっか、嫌だったね。でもそれはお兄ちゃんにやめてって言えばいいね。」
兄「だって先に妹が僕のおもちゃ取ったんだもん!」
ママ「そうだったんだ、そしたら妹に返してって言えばいいんじゃない?」
なぜかきょうだいゲンカすると、ママ(パパ)を挟んで会話したりしませんか?
それを直接相手に言うように何回も教えます。
余裕があるときは、子どもが何か言ってきた際、「そういう時はどうしたらいいと思う?」と子どもに問いかけてみましょう。
ステップ②
このまま放っておくとヒートアップしそうな時(大声を出してる、誰か怪我しそうな時等)は、
ママ「はーい!問題です!このままいくとどうなるでしょうか?」
と1人ずつにインタビューしてみましょう。(きょうだいゲンカを前にイライラしちゃうところですが、ここはママもインタビュアーになったつもりで楽しんで)
ママが手をマイクのようにして子どもに差し出すと、子どもも「うるさくなっちゃう」「怪我しちゃう」「みんな嫌な気持ちになる」
など、一生懸命答えを捻り出してくれるかと思います。
一旦冷静になって考えることで落ち着けることでしょう。
そして、「そうならないためにはどうしますか?」とまたインタビューを。
解決策を自分たちで考えてもらう。
ケンカを続けた後を想像をしたばかりなので、子どもたち自身もケンカはやめた方が良さそうと思うことでしょう。
「優しく言えばいい」「順番に使えばいい」「ごめんねする」など、解決策を考えてくれると思います。
そして、自分で考えた解決策を自分で発言することでアウトプット。
アウトプットしたものは頭に残りやすいので、今後、ケンカした時にも思い出しやすくなりますね。
ステップ③
後日、きょうだいから何かされた時、嫌なことがあった時、今までならママに言っていたことを直接本人に言えた時、「自分で言えたね!」と認めてあげる。
ケンカになっても自分たちで解決できた時には「自分たちで解決できたね!」と認めてあげる。
この3ステップを繰り返していくことでだんだんときょうだいゲンカに振り回されることが減っていくと思います。
きょうだいゲンカでなぜイライラが止まらなくなるのか。
「なんであんな言葉遣いするんだろ」「なんですぐに叩くんだろ」「いつも相手に優しくするように言ってるのに何でできないの?」と、
ケンカ中って見たくない我が子の姿がわかりやすく出てきますよね。
期待する我が子の姿と、目の前のケンカ中の我が子の姿のギャップが大きくなってイライラが止まらなくなってしまう。
そんな時は一旦冷静に、自分が何にイライラしてるのか、我が子のどんなギャップが気になっているのか見てみる。
おもちゃを奪い取るんじゃなく、ちゃんと「貸して」って言えるようになってほしいなー
叩くんじゃなく、「やめて」って言葉で言えるようになってほしいなー
大声でわめくんじゃなくて、落ち着いて話せるようになってほしいなー
色々、こうなってほしいなーが出てくると思います。
自分が何にイライラしているのかがはっきりしたら、それを子どもに伝えましょう。
ケンカ中は子どもも興奮して、話が伝わりにくいと思うので、ちょっと落ち着いてから。
「おもちゃが欲しい時に、勝手に取るんじゃなくて「かして!」って言えると素敵だなーと思うよ」
「大きい声で言うとママ、うるさいなーって嫌な気持ちになるから、落ち着いて話してほしいなー」
などなど。
きょうだいゲンカが始まると親もイライラー!となってしまいますが、きょうだいゲンカもメリットあり!と心を落ち着けて、3ステップ試してみてくださいね!
読んでいただき、ありがとうございました!
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