【読書日記】 暗黒残酷監獄
【読書日記】
暗黒残酷監獄
城戸喜由 さん
日本ミステリー文学大賞新人賞
史上最年少受賞作
えーっと、
不思議な印象の作品。
今までに出会ったことのない
雰囲気を持つ。
若さなのか。
でも、理由はそれじゃない
気がする。
姉の死をきっかけに
家族とは何なんですか?
って問いに向かう
と言ってしまえば
まぁ、ありがちな方向に
聞こえますが
いやいや、なんか変。
主人公 清家椿太郎!
名前からして、不思議。
いや、行動、発言、
すべて一筋縄ではいかない。
予想を裏切る動き。
時に、イラっとします。
でも、目が離せない。
残された
「この家に悪魔がいる」
というメモ。
父親が抱える秘密。
母親が抱える秘密。
死んだ兄が抱えていた秘密。
姉の抱えた秘密。
いくつも謎が出てきます。
椿太郎。
ある側面からすると、
めっちゃ嫌なヤツ。
でも
最後に向けて
いろいろな伏線が
回収されていったのは
なかなか凄かった。
最後、、、
ふふふ。
怖い。