これで工務の仕事がラクに安全になりました
工場はそのまま水を流せない
食品工場では、製品を作るためももちろん、いろいろな調味料をつかったり食べ物を洗ったり・・・なにかと水を使います。
当然、水を使うということは排水も出るのですが、工場は、下水道や川、海に排水を流すとき、一定の基準でキレイにしてから流す必要があります。
使い終わった水をそのまま流してしまうと、下水道での処理が大変になったり、川や海が一気に汚れてしまうからです。
つまり、まわりの環境を保つために、排水をキレイにする排水処理設備が設けられているのです。
今回はこういった食品工場の排水処理設備での仕事がラクに安全なる、というお話です。
▼この記事を動画で見たい方はこちら▼
『「異議あり!」ポンプ裁判~自吸するみつわポンプ~』
※販売代理店担当者向けに作成した動画となりますので、若干構成が異なります。
工務さんはオールラウンダー
排水処理設備では、一般的に「工務」と呼ばれる部署がこの排水処理設備を管理しています。
「排水処理設備」とひと言でいっても、配管や電気関係、水を送り出すポンプ、タンクなどなど・・・さまざまな機械があり、これらを管理するのは大変です。
いろいろな機械の整備や管理を行っているので、オールラウンダーと言っても過言ではないでしょう。
工務さんが日ごろ管理している排水処理設備は、こんなかんじです。
①排水は、沈殿池と最初沈殿槽においてまず大きな泥を取り除きます。
②その後反応タンクに入れられ、水中に酸素を送り込むばっ気をします。
こうすることで、排水内の活性汚泥(※)を増殖させます。
③この活性汚泥が排水の有機物を食べ、水を浄化します。
④その後最終沈殿槽に送り込まれ、活性汚泥とキレイな上澄みの水にわけられます。
⑤分けられた水は消毒槽へ。
沈殿した汚泥の一部は反応タンクの戻されます。
⑥最初沈殿槽と最終沈殿槽で下に固まった汚泥は汚泥凝縮槽に運ばれ、その後脱水して処理されます。
管理が大変で危ないポンプの管理
これらのフローのなかで、工務さんが大変な仕事のひとつが、ポンプの修理です。
たとえば、水中ポンプ。
水中ポンプ自体は安価でカンタンに動かせる効率の良いポンプなのですが、使うポンプ、使う場所次第では、管理が大変で危険な作業を伴う機械になってしまうこともあります。
たとえば、水中ポンプが止まってしまったとき。
当然修理する必要があるのですが、ポンプは大きな鉄製の機械なので、チェーンブロックやリフトなど、大掛かりな作業が必要になります。
考えただけでも大変そうですが、場所によっては、人力で持ち上げる必要がある箇所もあるようです。
100kgを超えるポンプもあるので、危険な作業ですね。
切り替えるだけでラクになる
こういった危険な作業をなくし、作業をラクにすることができます。
それは、水中ポンプを自吸式ポンプに替えること。
自吸式ポンプとは、「自ら吸い上げる」ポンプのこと。
水中ポンプがタンクの中に入れてしまうのに対して、自吸式ポンプはタンクの上に設置して、下から水を吸い上げることができるのです。
水中ポンプと自吸式ポンプ
水中ポンプのデメリットは、
・メンテナンスが読めない
・修理で引き上げる時に危険が伴う
・修理で引き上げる時に大変で手間がかかる
ということ。
メンテナンスサイクルが読めないというのは、ポンプがタンクの中に納まっているので、故障の予兆などもつかみにくく、どうしても壊れてから気づいて急いで修理する・・・ということです。
工務さんの大変さがわかりますね・・・。
これを自吸式ポンプに替えると、、、
・地上設置なので故障の予兆もつかみやすく(音が大きくなるなど)メンテナンスサイクルが読みやすい
・引き上げる必要がないのでメンテナンスしやすく安全
・多少の空気が入ってきても対応できる
メンテナンスサイクルが読みやすいということは故障がひどくなる前に修理ができるので、修理コストも安く済みます。
作業がラクにできる可能性があるのはココ
そして、排水処理設備でよく水中ポンプが使われている箇所はこの3つ。
「これらの場所で水中ポンプを使っている」という方は、仕事をラクにできるチャンス!だということです。
みつわポンプは鉄製・ステンレス製・ゴムライニング製とさまざまな材質の自吸式ポンプを取り揃えていますので、「作業をラクにしたい!」という方はぜひご相談ください。
(参考)水中ポンプとの比較表
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