帯広訪問記 「なまら十勝野」編
三ッ輪ホールディングスグループ広報のKです。
前回、帯広出張記:トヨニシファーム編 をアップしましたが、今回は後編として十勝平野の中西部で野菜作りをする農家さんの集まりである「なまら十勝野」さんを訪問し、取締役の竹内さんにお話を伺った際の様子をお届けします!
14年前、「天候に恵まれた十勝の肥沃な土地を活かしておいしい野菜を作ることができないか?」との思いで、制度もノウハウもない状態で勉強会を開催されるところから始まり、4年前に法人を設立された「なまら十勝野」の皆さん。最初はわずか4軒からのスタートでしたが、今では18軒もの農家さんが集まるほどの大きなチームになりました。
年間を通して小麦や馬鈴薯・甜菜・豆類・スイートコーン・アスパラ・ごぼうなどなど、数え切れないほど沢山の農産物を作られています。
当時は農業者が農業について熱く話す場所がなく、食や農業に関わる人を集め情報交換やディスカッションするための「なまら十勝野ミーティング」を毎月開催し、参加する生産者も徐々に増えてきました。
野菜の生産・販売だけでなく地域内外の子どもたちへの食育や食のイベント、販促物のデザインまで幅広く取り組まれています。
なまら十勝野ではいわゆる「〇〇農法」というような決まった作り方ではなく、様々な農法のいいところをそれぞれの土地に合わせながら野菜を育てていますが、主に以下の3点には力を入れているそう。
18軒の農家で30種以上野菜のバリエーションがあるので、様々な種類の野菜をセットにして販売や生産者同士でリレー栽培し常にその時の旬を提供できるのが強み。
また、生産者間で機械や重機などをシェアし、コスト削減と生産性向上が実現した結果生まれたリソースでどんどん新しいことに挑戦されているそうで、新たな野菜の生産・産地化・リスクシェアにも繋げています。
私も実際にトマトやじゃがいもなど何種類かの野菜を頂いたのですが、どれも野菜のそのものの味がしっかりしていてどんな料理に使おうかと楽しみになるものばかり。とっても美味しいキタアカリでフライドポテトを作ってみたので、唐突ですがレシピをご紹介します。
①洗ったじゃがいもを濡れたままラップで包み、電子レンジ600wで3~5分加熱する
(加熱時間はお使いの電子レンジによって差があるので、竹串が通り手で割れるくらいの柔らかさになるまで)
②冷めたら皮付きのまま手でランダムに割る
③薄力粉:片栗粉を1:1の割合で混ぜ、割ったじゃがいもに薄く粉をつける
④冷たい油にじゃがいもを入れてから火を付け、キツネ色になるまで中火(約160℃)で揚げて一旦取り出す
⑤強火(約180〜190℃)で二度揚げする
⑥表面がカリッとしたら取り出し、熱いうちに塩を振る
(写真は岩塩とチリパウダーを振っています)
もしあれば、ローズマリーやにんにくなどと一緒に揚げると更に美味しいです。
なまら十勝野さんの熟成キタアカリは一年寝かせた事で味が濃く、甘さとホクホク感も格別!簡単でとってもおいしいので、ご興味のある方はぜひお試しください。(野菜はオンラインストアからも購入できます!)
※じゃがいもの収穫の様子
「生産者・消費者応援キャンペーン」を通じて、想いのこもったおいしい野菜を当社グループのお客様にお届けできたことはとても嬉しく、好評のお声もたくさんいただきました。
野菜のおいしさのみならず、十勝という土地の魅力や農業のすばらしさも次世代につないでいくことをミッションとし、生業としての「未来につながる農業」を目指しているメンバーの皆さん。
「安全・安心なおいしい野菜で、食の喜びを届けたい」との想いは、「エネルギーを通じて世の中に新たな価値を提供することで、地域の皆さまの『ゆたかなくらし』の実現に寄与したい」という当社グループの理念とも通じるところがあると感じ、共感するとともに愛情を持って農業と向き合う皆さんの姿に感銘を受けました。
ご対応いただいた皆様、ありがとうございました!