「企業文化をデザインする」を読んで〜その1〜
本の内容を紹介する記事ではなく、本を読んで自分が何を感じたかをつづっています。逆にできる限り本の内容は書かないように気をつけています。
私の課題感
1)自社にも企業文化っぽいものはあるような気がしているが、そもそも企業文化自体が何たるかを捉えられていないので、実際に自社に企業文化があるのか、あるとしたらどれなのか/何なのかを捉えてみたいと思った。
2)BeeNiiなるサービスをリリースしたわけですが、「このサービスの行き着く先は一体どこなんだろうか??」という問いに対するヒントになりそうだったため
3)海外ファンドから資金調達した経営者から「企業文化を評価された」という話を聞いて、企業文化が評価対象になるんだ!という驚きがあり、興味があった。長期で投資を考えるとビジネスは変わるが企業文化は変わらないとのこと。
その他印象に残った話、内容
自社のこれからにどう活かすか
こんな課題感の人が読むと良さそう
読んだことで新たに生まれた疑問や課題
感想というか課題感に対する回答
1)自社にも企業文化っぽいものはあるような気がしているが、そもそも企業文化自体が何たるかを捉えられていないので、実際に自社に企業文化があるのか、あるとしたらどれなのか/何なのかを捉えてみたいと思った。
企業文化を可視化(文字化)することの是非。理念についても文字化する時に考えることがあった。文字にしてしまうのが果たして良いことなのか。多くの企業が文字にしていて、そういう企業が成長し生き残っているので、恐らく良い行動かとは思うが、文字にした瞬間に固定化してしまうので、柔軟性が乏しくなるというか、頼りっきりになって考えなくなるのではないかという不安や怖れはあった。もちろん、それよりも文字にすることでより多くの人にスムーズに届く可能性や、自分も社員も迷う時間が少なくなるメリットの方が大きいから文字にすることを選びました。(結果として文字にして本当に良かったと思っている)。
”文化”についてはまだ文字化できていない。推奨する行動様式としては文字にしていますが、それが文化として呼んでいいのかは答えは出ていない。ただ、経営者である私から、社員に伝えていきたいことはあって(偉そうだけど)、そこにできるだけ時間を割こうと考えていた。
本を読んで欲しい。そして、そこで得た着想を会社でやってみてほしいと思っていたんですが、かけ声だけだとなぁ、、、と思って、読書会をはじめました。隔週月曜日の業務開始前に任意参加。課題本を参加予定者に配布して、当然自分自身も読んで、感想をシェアして、同じ時間を共有しようとしました。参加者は全体の10〜20%程度ですが、なんかいい感じです。
新しいことに挑戦して欲しいので(全員が独立したり転職されると困るわけですが、、、)。みんなに色々挑戦しようぜ!と思っていて、かけ声だけだとちょっと弱いなぁと思ったので、自分自身がアウェイに身を置いて挑戦した様子を社員に伝えました。たまたま2023年の年初にラップに興味を持ったので、夏に開催された即興ラップバトルに44歳にして初参戦。余裕の初戦敗退だったけど、その様子は社員にも共有していた。敗戦はマジで落ち込みました、、、
本を読もうとか、挑戦しようとかの言葉だけではもしかしたら何も起こらなかったけど、自分の行動を見てもらったり時間を共有したことで、社員の行動が変わったかもしれない。ラップへの挑戦については、社員も社外の人に話していたりするし、逸話やエピソードや伝説みたいに語り継がれる感じで効果があった気がする。(そもそも効果のために参戦したわけではないですが)
本書を読むことで、上記のような文字化しない状態の自社や自分も肯定できるようになったので救われた感じはした。あと、挑戦して失敗を表現することにも自信も持てた。
こうのように、企業文化と自分自身の行動は、関係性は自分なりに配慮できていたが、この本を読んで、ヤバっと思ったのは、組織にいる(であろう)自分以外の企業文化の担い手の存在のこと。言われてみればその通りで、経営者の影響は弱くはないが、企業文化は経営者だけで成らず。キリスト教を広めたのはキリストではない的な。
これに関しては、文化の強力な担い手なのかはまだわかってない。この面ではこの人、この面ではこの人みたいになるかもしれない。今度の朝会でみんなに聞いてみようかなぁと思う。地元カンパニーっぽい行動をする人は誰か聞いてみようかなぁ。聞いていいのかなぁ。そういえば、朝会もコロナ禍から続けている象徴的な行動かもしれない。
当社はコロナ禍で業績が伸びまして、そのタイミングで人員も拠点も増加しました。コロナが収束して、特需的なものもなくなり「成長の踊り場ゾーン」でしたが、思いの外、組織崩壊でボロボロという感じにはならなかったように思います。
理由を考えてみると、、、コロナ禍の業績が好調だったころに、会社の目指すところや推奨される行動様式や評価制度を固めていたこと。これはいわゆる「30人の壁」への対処として。業績が上向く前に8年ぐらい組織を運営してきていて、その期間にもしかしたら文化的なものが少し構築されていたかもしれない。マンガを描いていて、そこに色濃く文化が投影されていて、入社する前にみんなが読んできていて、共通認識があったのかもしれない。
以下については、〜その2〜、〜その3〜で記事にしようと思います。
2)BeeNiiなるサービスをリリースしたわけですが、「このサービスの行き着く先は一体どこなんだろうか??」という問いに対するヒントになりそうだったため
3)海外ファンドから資金調達した経営者から「企業文化を評価された」という話を聞いて、企業文化が評価対象になるんだ!という驚きがあり、興味があった。長期で投資を考えるとビジネスは変わるが企業文化は変わらないとのこと。
その他印象に残った話、内容
自社のこれからにどう活かすか
こんな課題感の人が読むと良さそう
読んだことで新たに生まれた疑問や課題
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