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フィクショネス
こんにちは、甘野充です。
昔、下北沢にフィクショネスという書店があった。
その書店は取次を通さず、店主が気に入った本を神田で仕入れ、販売していた。
一般の書店は大手取次から本が配本される。委託販売だから返品ができるし、売れた分だけが収益になる。その反面、取次から「あなたの書店はこの本を売りなさい」というように、一方的に本が送られてきて、書店に並ぶことなく返品されるケースもあるようだ。書店が好きな本を好きなように売れない実情がある。そんな書店員の不満が本屋大賞を生み出したのだと思う。POSシステムは便利な反面、売りたい本が配本されないという現象も起こるのだ。
話を元に戻すが、フィクショネスは自費出版の本をおいてくれるところがあり、僕が昔のペンネームで書いた本をおいてもらっていたことがある。(せんぜん売れなかったが)
店主は小説家の藤谷治さんだ。
書店をやりながら書いていた小説が出版され、小説家になった。
藤谷さんの小説は濃厚だ。初期の作品しか読んでいないので、その後文体が変わったかもしれないが、僕の読んだ作品はそういう印象だった。
考えて考えて考え抜いて書き上げた、という感じだった。
日本文学は一般的にわりとさらっとした感じがするので、こうした濃厚な小説は特異である感じがした。
本が好きで、本屋をやって、小説家になる。
これは小説を書いている人にとっての理想、というか、夢ですよね。
自分の好きな本を売る本屋をやる。
小説を書いて出版する。
好きな本を読んで、好きな小説を書く。
そんな暮らしがしたいものです。
今日はそんな感じです。
それではまた。
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