ゴジラ−1.0
こんにちは、甘野充です。
ゴジラ−1.0を観てきました。
なんとなく観てみるかあ、という軽い気持ちだったんだけど、すっごく良かった。
もう泣きっぱなしです。
(僕は何でも泣いちゃうけど)
ゴジラは1954年11月3日に公開され、本作は70周年記念作として同日に公開されている。
舞台は1945年で、初代ゴジラ公開年よりも前の年であり、そのためタイトルは-1.0となっている。
最近の娯楽化された映画とは異なり、原点回帰とも思えるシリアスな作風になっている。
第2次世界対戦末期の混沌とした時代に、生きるということをテーマとした人間ドラマであり、いわゆる怪獣映画にはなっていない。
あんまりネタバレしないように書くけど、まっさらな気持ちで観たい人は、ここから先は読まないほうがいいかもしれない。
第二次世界大戦末期、主人公は特攻隊員。
飛行機の故障と偽って、整備のための基地に逃げる。無意味な死から逃げて生きることを選んだ。
そこでゴジラに遭遇。ビビって攻撃できず、隊は全滅。
そうした心の傷を負って戦後の自宅に戻る。両親は死んでいて、身寄りのない女性と他人の赤ん坊を育てる。
お金のために米軍の残した爆弾を処理する仕事をするが、そこでまたゴジラに遭遇。
木造の小さな船でどうする?
僕は映画「ジョーズ」のワンシーンを思い出した。
とても勝てない。
どうする? どうする?
それからゴジラが東京に上陸するときの、あのゴジラのテーマ曲。
映画館の音響でズシンと響いてくる。
とにかくキャスティングがいい。
みな味がある。
生きるということに必死だ。
いったいどうやってゴジラを倒すのだ?
無理でしょ?
という気持ちで観ていた。
そして、最後は感動ですよ。
号泣しました。
今日はそんな感じです。
それではまた。