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甘野書店

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noteの本屋さんです! 小説、詩、絵、音楽、動画を販売してます! あなたは本を買いますか?  あなたは本を売りますか? ルールは以下です。 ・自作の小説・詩・絵・音楽・動画の…
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 こんにちは、甘野充です。  noteで小説を書いてる人はたくさんいると思います。  noteで小説を販売していますか?  売れていますか?  noteで小説を売るのはなかなかに難しいのではないかと思います。  小説を売るには、KindleでKindle本を作って売る、本を作って文学フリマで売る、ボックスで貸し出しているシェア型書店で販売する、などが現実的ですよね。  Kindleは電子書籍であれば気軽に読まれるし、文学フリマはネットで知り合った人などと交流して買ってもら

【短編小説】「ロザリオ」-完結編-

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【短編小説】・続「ロザリオ」

「レオ、起きて」レサが僕を揺り起こした。 「なに? どうした?」僕は時計を見た。朝の七時だ。「もうすこし眠らせてくれよ」 「なに呑気なこといってるの。今日は個展の最終日でしょ」 「わかってるよ。でもまだ早いじゃないか」 「昨日シャワー浴びてないでしょ。きちんとした格好で行くのよ。髪もセットしてね」 「そんなに気合い入れなくても、いつもの自分でいいじゃないか」 レサは世話焼き女房だ。まだ結婚はしていないが。 レサの夫はいよいよ体が動かなくなって施設に入所した。余命も幾ばくもない

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【短編小説】「ロザリオ」

 日曜礼拝のあと、僕は教会の前に流れる小さな川を眺めていた。川は透き通っていて、きらきらと光る小魚が見える。  今日は神父の話も上の空で、讃美歌も歌う気になれなかった。終始ぼんやりしていた。 「あなたのせいよ」母親はいった。  実際、誰のせいでもない。病気が進行し、父親は亡くなったのだ。    父親に病気が見つかるまで、両親はふたりで仲が良くとはいいがたいが(実際、口論が多かった)、慎ましやかに暮らしていて、僕が美術大学を卒業し、就職して家を出てからも、とくに寂しいともいわな

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