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この小説は、拙著「流れぬ彗星」第一部に登場した女海賊、愛洲鯨の少女時代を描いた前日譚です。 みなさまに「いいキャラ」と言っていただいた鯨を、もう少しだけ活躍させてみたいと思って書きました。 有料マガジン「流れぬ彗星 第一部」の特典としても収録しております(上、中までは無料でお読みいただけます)。 ぜひぜひ、愛らしくてかっこいい愛洲鯨の冒険を、お楽しみくださいませ! 大純はる 上 「おい、鯨! どうしてお前
革靴が病的に好きだった。余ったお金はすべて革靴につぎ込んだ。余らなくてもそうした。ちょっとした体調不良なら革の匂いを嗅いでいれば良くなったし、嫌なことがあれば黙って革靴を眺めていれば忘れられた。眠れない夜に多くの人が酒を飲んでやり過ごす中、僕は革靴を磨いた。 こうして僕は革靴のために生き、革靴は僕を生かすためにあった。
¥980。(全41話)。イシカ☆エスタ著 (ものがたり) コンタクトレンズを握りつぶしてしまって、世の中がぼやけてしまった私。 そんな私にやさしく手を差し伸べてくれた山田くん。 だけども私にははっきりと山田くんの姿が見えません。 それは、山田くんみたいな人だったのです。 (かいせつ) ひそかに熱烈なファンのいるイシカ☆エスタさん(僕もファンです)の代表作を甘野書店で販売させてもらうことになりました。 独特な語り口と独特な世界観に、思わず魅了されますよ。 第1
夕暮れ私の影がこっちを見ている 私の中の見たくない影 「見ないでよー」と叫ぶ まるで何もかもわかってるように見透かしてるように私を見る。 鼓動が激しくなり息が荒くなる。 「こっちに来ないて」
¥500。(全17話)。 (ものがたり) 僕は恋人の香津子と同棲をしているが、セックスレスだ。 愛ってなんだろう、という疑問を抱えながら僕は車を走らせ、遠くの海に向かう。海辺で出会った女(エリカ)とセックスをする。僕はエリカに「愛シテル」と言うのだ。 香津子の友達の真奈美が自殺をした。葬式で出会った男(藍崎健太郎)は真奈美の不倫相手だった。 香津子に浮気を疑われ、香津子はアパートを出てゆく。 エリカと再会、エリカに片思いの幼馴染(大山明)、藍崎と関係を持つ香津子
こんにちは、甘野充です。 noteで小説を書いてる人はたくさんいると思います。 noteで小説を販売していますか? 売れていますか? noteで小説を売るのはなかなかに難しいのではないかと思います。 小説を売るには、KindleでKindle本を作って売る、本を作って文学フリマで売る、ボックスで貸し出しているシェア型書店で販売する、などが現実的ですよね。 Kindleは電子書籍であれば気軽に読まれるし、文学フリマはネットで知り合った人などと交流して買ってもら