犬が逝くときのサイン
愛犬ぷるが亡くなって半年以上。
初期の記事で書いていますが、私たち夫婦のペットロスは意外にもほとんどなく、楽しく過ごしてきました。その理由は
「亡くなるとき、この子は戻ってくると直感した」
「ぷるが残した笑えるエピソードを話すだけで毎日が楽しい」
からです。
今日は、夫が調べた一般的な情報をもとに、我が家が体験した犬が逝くときのサイン、友人に起こった不思議なことを書いてみたいと思います。
※ペットを亡くされたばかりの方、ペットロスでまだ不安定の方は、この記事を読むことはお勧めしません。
🐕犬は逝くときに飼い主に挨拶をする
犬は、いよいよ最後というときは飼い主に挨拶をするそうです。
「ワン！」「ウォン！」「キャン」
などなど、犬によって違いはありますが、呼びかけるように一回吠えてから逝くことが多いといいます。
ぷるも、かすかな声で一回吠えたのが最後になりました。ただ、私はこの声をはっきり聞いていません。病院で処置してもらい、帰ろうと車に乗ったときで、助手席でぷるを抱いていた夫が聞いたのです。とてもか弱い声で
「ウォン」
と、一回だけ。
ぷるは、姿を見せるまでは
「どこの大型犬が吠えてるのかと思った！」
と言われるほど、大きな声で力強く吠える子でした。なので、本当に瀕死だったのだと思います。それでも、伝えたかったのでしょうね。
「もう、逝くよ」
と。
この犬の挨拶、サインを知ったのは亡くなって数日経った頃です。ぷるも挨拶してくれたんだと、夫婦で胸が熱くなりました。
🐕家族が揃うのを待って旅立つ
犬は、できる限り家族が揃うタイミングで旅立つのだそうです。我が家の場合、先ほど書いた車内での声を聞き、夫が
「ぷるの様子がおかしい。もう一回先生に診てもらう」
と、ぷるを抱えて再び病院へ戻りました。
私は、はじめは車に残っていました。何ごともなく二人が戻ってくるのを信じて。
ところが、数分後、夫だけが出てきました。私を呼びに来たのです。慌てた様子で
「ぷるが待ってる！」
と。
処置室に入ると、横たわったぷるは心臓マッサージを受けていました。気の強い子だったので、先生に抵抗しながら。ぷる、何度か意識が飛びそうになったそうです。そこで、夫が私を呼びに来たのでした。
私はすぐ前に回り、ぷるの手（前足）を握って見つめながら声をかけました。
これは生前の元気なときの写真ですが、こんな感じです。
ぷるも見つめてくれていました。でも、ほどなく澄んだ目が濁っていき、息を引き取りました。本当に待っていてくれたのだと思います。
ぷるが逝ったのは、心不全の発作から約一週間後。
その間、私はケーキ屋さんを営む友達にデザインを頼まれたパッケージの増刷を受注していて、家を空けることが何度かありました。ぷるが急変したのは納品を終えてからで、立ち会う時間が取れるタイミングを待ってくれていたように感じています。
🐕友人に起こった不思議な話
うちがぷるを飼い始めて間もなく、友人のMちゃん夫婦も子犬を飼いました。
ところが、家に迎えて数日で、ある感染症を発症。まだ生後2ヶ月頃で、ワクチンがすべて完了していないために免疫力が弱い時期でした。
すぐに病院で診てもらい、そのまま入院。しかし、体力もあまりなかったこともあり、入院中に亡くなってしまったのです。
病院から死亡の連絡を受け、Mちゃんが引き取りに行ったところ不思議なことが起こりました。
Mちゃんが病院へ行くと、声に反応したのか子犬が呼吸を始めたそうです。
これには病院側も驚いていて、獣医師や看護師が一時騒然となったのだとか。とにかく、治療をするために引き続き入院になったようですが、その直後に亡くなったそうです。
最後にお別れがしたかったのかもしれませんね。
さて、我が家のぷるについても妙な話がいろいろあります。
noteでは詳しい話を控えますが、亡くなる前はペットロスが相当辛いものになるのではと不安でたまりませんでした。しかし、驚くほど辛さはありません。
ときどきは、何かのきっかけで寂しくなることはありますよ。でも、この半年でほんの2〜3回程度でした。
普段はとにかく笑い話が絶えません。
「こんな夢を見たよ。次の毛皮が決まったのかな」
「ぷるなら、絶対これは隠して食べるね」
「ぷる、溝にはまってたよね（笑）」
などなど、悲しいということがほとんどない私たち。
夫は最近ある獣医師さんの動画にはまっているようで、ぷるが帰ってきたときのためにいろいろ勉強し直しているようです。犬の死にまつわる話も、調べては私にも教えてくれます。
最近の夫情報によると、生まれ変わるときは
・前回と同じ誕生日が多い（ぷるは1月）
・前回の記憶が残っていることが多い
のだそうです。
随分前には、夫が夢で
「輪廻が決まったよ〜〜＾＾」
という報告もぷるから貰っていますし、楽しみに待っています。